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眞栄田郷敦×渡邉美穂×板垣瑞生が作り出す新しいムード 『星になりたかった君と』に感じた可能性

リアルサウンド

21/1/6(水) 12:30

 ドラマ『星になりたかった君と』(日本テレビ系)が、1月4日、5日の2夜連続放送に幕を下ろした。

 前後編合わせて、実尺44分。後編の駆け足展開に、この長さに収めるのは難しかったんだろうなというのが正直な感想だ。タイトルにもある、なぜ那沙(渡邉美穂)が星になりたかったのかも少々分かりづらく、ラストの秀星(眞栄田郷敦)がパラレルワールドに突入して……といったいきなりのSF展開は(前置きがあったとはいえ)素直に受け入れるのは時間がかかる。

 まず、このドラマは遊歩新夢による小説『星になりたかった君と』を“原案”に、新たに脚本が作られている。小説を未読のままドラマを観たため驚いたのだが、ナユタ(板垣瑞生)はドラマオリジナルキャラクター。先述したSF展開もドラマ用に脚色されたもので、小説は現代ドラマの純愛ストーリー。渡邉がブログ(渡邉美穂公式ブログ:この空は世界で繋がっている。)で紹介しているように、「ドラマを観てから読むも良し。読んでからドラマを観るも良し」といったところだろう。

 後編から本格登場したナユタ。急に那沙や秀星の前に現れては、幻の彗星クロノグラフ、パラレルワールドの存在を教える、(おそらく)ほかの次元から来た未来人という設定。クレバーかつクレイジーな役柄で、秀星と那沙を再び引き合わせる役目を持つ。演じる板垣瑞生は、映画『初恋ロスタイム』やドラマ『FAKE MOTION – たったひとつの願い -』(日本テレビ系)、『社内マリッジハニー』(MBS)と主演作を重ね、朝ドラ『エール』(NHK総合)にも出演していた今注目の俳優。派手な髪色という点では、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』を思い出させる。

 『星になりたかった君と』を観ていて感じるのは、眞栄田郷敦、渡邉美穂、板垣瑞生という同世代が作り出す可能性に満ちた新しいムード。

 眞栄田は今作で地上波ドラマ初主演を飾った。『中学聖日記』(TBS系)で俳優デビューした岡田健史、映画『蜜蜂と遠雷』や『MIU404』(TBS系)での演技も記憶に新しい鈴鹿央士などが同世代として並ぶ中、眞栄田も『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)、『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)と出演作を重ね、1月4日の放送では『教場II』(フジテレビ系)にも出演するといった快進撃を見せている。少しおとなしめの、けれど一歩一歩着実に成長を遂げるといった役柄の今作では、『私の家政夫ナギサさん』で演じた瀬川遥人が近しいと言えるのではないだろうか。かと思えば、『ノーサイド・ゲーム』ではラグビーのプレイのため、強靭な体型で視聴者を驚かせて見せた。

 日向坂46を飛び出し、ソロとしてのドラマ出演は今作が初の渡邉も、次作ではガラッと変わった役柄での演技を見せてくれるかもしれない。インタビュー(参照:日向坂46 渡邉美穂が語る、グループを飛び出して気づいたこと 「もっとお芝居の仕事がしたい」)では、シリアスな作品やコメディ、ホラーといったジャンルにも意欲を見せているように。数年後に振り返った時、キャストに驚くような、そんな可能性を感じさせるドラマだったと思う。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『星になりたかった君と』
日本テレビ系にて、1月4日(月)、5日(火)深夜24:59〜25:29、2夜連続放送
原案:遊歩新夢 『星になりたかった君と』
出演:眞栄田郷敦、渡邉美穂(日向坂46)、板垣瑞生、高月彩良、嶋田久作
監督:薮内省吾
脚本:武井彩
プロデュース:植野浩之
プロデューサー:横山祐子、梶原富治(Robot)
制作:南波昌人
制作プロダクション:Robot
製作・著作:日本テレビ
(c)NTV
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/hoshikimi/

■放送情報
Huluオリジナルストーリー『星になりたかった君と〜もうひとつの物語〜』
Huluにて、1月4日(月)、5日(火)深夜24:59〜2夜連続配信
Hulu公式サイト:https://www.hulu.jp/

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