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佐久間P「nobrock」にしみじみ、YouTube開設は企画を試すためと人材発掘

ナタリー

ゲストの劇団ひとり(左)と佐久間宣行(右)。

テレビプロデューサーの佐久間宣行がYouTubeチャンネル「佐久間宣行のnobrockTV」を開設したのは既報の通り。どんなチャンネルにしていくのか、初回スタジオ収録の現場を訪れ佐久間Pに聞いた。

テレビ番組というフレームではまだできていない、新しい企画を試していく場として開設された「佐久間宣行のnobrockTV」。佐久間Pはこれまで、頭に浮かんだアイデアの中でも「ゴッドタン」(テレビ東京)には向かなそうな企画について、同じく自身が演出していた「NEO決戦バラエティ キングちゃん」(同局)で実践することもあったが、「競技系の企画はたくさん思いついていた」と、それでもなお実現しきれていないものを「nobrockTV」で形にしていく。

チャンネル開設のもう1つの目的は「人材発掘」。チャンネル内でオーディションを開催し、番組アシスタントを採用する。「ゴッドタン」では産休中だった松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)の代打として朝日奈央という逸材と出会ったことから、彼女のような才能を見つけて売れっ子になっていくさまを見届けたいという期待もある。

チャンネル名に冠された「nobrock」は、佐久間PのTwitterアカウント名としてよく知られている。佐久間Pは「11年前、『あらびき団』にどぶろっくが出ていてそこから付けた。その頃はTwitterがこんなにもインフラ的なサービスになるとは思わなくて。11年もTwitterが続いて、僕のフォロワーも20万人以上になって、YouTubeのタイトルにもなるなんて……」としみじみ。「本当になんの気なしに付けた。気合い入れて(Twitterのアカウントを)作るなら、『nobrock』なんて付けませんよ!」と述べつつ、「YouTube開設にあたり、テレビ番組っぽい、カッコいいタイトルも考えたんですけど、こういうのは一番バカにされるタイトルがいいって秋元康さんも言ってたんで(笑)」とひと目で“佐久間宣行のチャンネル”だとわかるように命名したことを説明した。

「TVチャンピオン」(テレビ東京)出身の佐久間Pは自らの企画に「選手権」と題することが多く、このチャンネルでも芸人によるさまざまな選手権を展開。その最初を飾るのが、7月10日(土)19時に配信される「第1回俺の悪いところ言ってくれ選手権」だ。挑戦者が後輩芸人から自身の欠点をどれだけたくさん引き出し、そしてそれをいかに受け止められるか競う企画で、今回はフルーツポンチ村上、アルコ&ピース平子が挑戦した。2人はそれぞれ後輩のやさしいズ・タイ、タイムマシーン3号・山本に悪いところを指摘してもらう。

ロケVTRを一緒に鑑賞するのは劇団ひとり。この企画とは別に、ひとりと佐久間Pのトークパートも収録されている。話題に上ったのは、「ゴッドタン」の前身番組「大人のコンソメ」や、ひとり主演で映画化もされた「キス我慢選手権」の斬新さについて。また、ひとりは若手時代にウケすぎて劇場を破壊しそうになったエピソード、「お笑いって素敵だなあ」と純粋に胸を打たれた瞬間なども明かしていく。さらにリスクを負ってテレビ東京を退社した佐久間Pに対し、「カッコいい生き方」とリスペクトを送る場面も。ひとりが「語っちゃったなー(笑)」と照れ笑いした、その熱いトークに耳を傾けよう。

「nobrockTV」は土曜に企画もの、水曜にトークやオーディションの様子を配信する週2回更新の予定。今後は佐久間Pの人となりが垣間見えるような内容や、芸人だけでなく他ジャンルから出演者を起用することも考えていくという。

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