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麒麟 川島明も夢中に! NMB48 渋谷凪咲、芸人も舌を巻くアイドル界屈指のバラエティ力

リアルサウンド

21/3/28(日) 6:00

 今、バラエティにおいて高い評価を受けるアイドルがいる。それがNMB48の渋谷凪咲だ。

 3月25日放送『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の恒例企画「芸人ドラフト会議」内で麒麟の川島明が4位に渋谷を指名。「アイドルなのに大喜利が強い」「反射神経&いつでも応える姿勢」と絶賛したのだ。川島が『アメトーーク!』にて渋谷の名前を挙げるのは、昨年7月に放送された「小物MC芸人」に続いて2度目。『トリニクって何の肉!?』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で川島が渋谷に振った「西郷隆盛は何をした人?」という問題に対し、即座に「できるだけひとりで船を作った人」と答えたエピソードを紹介した。川島はほかにもインタビュー(※1)でこの時のことを、「秒でこの言葉を返してくる感性が平成世代の本気なんですよ。僕は大喜利であんなにオモロイこと、とても言えないですよ(笑)」と渋谷のバラエティでの凄みを話している。

 現在、バラエティ番組に引っ張りだこの渋谷は関西を中心にレギュラーを多く持つ。改編期の4月からは、深夜から土曜夕方枠に移動する『かまいたちの机上の空論城』(関西テレビ)のMCを、さらに生活情報番組『よ~いドン!』(関西テレビ)の火曜レギュラーにも抜擢。さらに先述した『トリニクって何の肉!?』を始め、『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)や『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)といった全国放送の番組にも多数出演し、『さんま御殿』では「お父さんから伝授された護身術」で「踊る!ヒット賞!!」を獲得。そのトークの腕は広く評価されている。先日放送された『麒麟・川島の#ハッシュタグバトルツアー』(読売テレビ)においても、とろサーモンやコウテイといった漫才賞レース王者と並んで大喜利をするその度胸と発想力にただ驚かされるばかりだ。

 グループを離れた個人での出演に対して、ホームとも言えるNMB48の劇場公演やコンサートでは、渋谷のバラエティ力はさらに冴え渡っている。笑いの街・大阪を代表するアイドルグループとして、NMB48は『NMB48 げいにん!』(日本テレビ)や『NMBとまなぶくん』(関西テレビ)といった冠番組でも常にバラエティ力を鍛え上げられてきた。そのグループの基盤もあってか全員がバラエティにおける対応力はピカイチであるが、それでも渋谷のリアクションやコメントの破壊力は群を抜いている。NMB48劇場支配人の金子剛も、何かあれば渋谷に話を振ることもしばしば。チームMのキャプテンだった信頼感もきっとある。ある種、ほぼ毎日お笑いを求められてきたそのグループの環境が、今の渋谷のバラエティ力を築き上げてきたとも言える。

 川島の分析に加えて、渋谷がバラエティで活躍する理由を挙げるとすれば、『NMB48 10th Anniversary Book』のインタビューで渋谷自身が語っている、「目標を決めてから番組に臨んでいること」「キャラは作らないこと」になる。最近では20年以上続くバラエティ番組『大阪ほんわかテレビ』(読売テレビ)にレギュラー出演していることで、様々な世代から声をかけてもらえるようになってきたという。すでに認知度は歴代メンバーでもトップクラスだろう。

 昨年、吉田朱里がグループを旅立ち、最後の1期生・白間美瑠の卒業も決まっているNMB48。現在、渋谷はバラエティにおいて後輩に背中を見せてくれる、グループを牽引するメンバーの一人である。

(※1)https://news.dwango.jp/tv/45926-2002

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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