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新田真剣佑と北村匠海の歌声が音楽フェスに響く「サヨナラまでの30分」現場レポ

ナタリー

19/10/25(金) 12:00

「サヨナラまでの30分」メイキング写真より、北村匠海。

新田真剣佑と北村匠海(DISH//)がダブル主演を務める「サヨナラまでの30分」より、長野・松本市アルプス公園で行われた撮影の現場レポートが到着した。

本作は、新田が1年前に死んだ人気ミュージシャン・宮田アキ、北村が人と関わることが苦手な大学生・窪田颯太を演じた青春音楽ラブストーリー。カセットテープが再生される30分の間だけ、颯太の体を借りられるアキが、恋人やバンド仲間に会いに行くさまが描かれる。「東京喰種 トーキョーグール」の萩原健太郎が監督を務めた。

撮影は2019年の夏、松本をはじめ長野県各地で実施。映画の見どころにもなっている音楽フェスのシーンは、松本市アルプス公園で毎年開催される「りんご音楽祭」とコラボし、3日間かけて行われた。公園内の一画にステージが建てられ、いくつものキッチンカーがスタンバイ。総勢600人のエキストラが集まった会場では、早朝から日が暮れるまで時間の許す限りカメラが回された。

新田と北村がボーカル&ギターを務めるほか、バンドメンバーとして葉山奨之がギター、上杉柊平がドラム、清原翔がベース、久保田紗友がピアノを担う。演奏の猛特訓を経て撮影に臨んだキャスト陣。下北沢のスタジオに全員が集まって練習することで、役柄同様に絆を深めていったという。

アキが颯太の体を借りる設定のため、演奏シーンは新田と北村が歌う様子が順番に撮影された。さらにバンドメンバーの見せ場も収めるため、キャスト陣は何度も演奏をくり返していく。撮影を担当したのは「新聞記者」「ホットギミック ガールミーツボーイ」を手がけた今村圭佑。今村は、萩原の指示のもとステージを縦横無尽に動き回り、各キャラクターの演奏、手元、表情を捉えていく。新田や北村が暑い中集まった多くのエキストラを気遣い、エールを送って会場を盛り上げる場面も。

演奏が中心の撮影であるものの、楽曲の歌詞では、アキと颯太、バンドメンバーの心情を描かれている。そのため特に繊細な表情や力強い目を見せる新田と北村。2人は精一杯の思いを込めた歌声を会場に響かせた。カットがかかるたびに、監督やスタッフから「グッときた」「鳥肌がたった」といった感動のリアクションが続出。そんな演奏につい見とれてしまうエキストラに、スタッフが「かっこいいけれど見入りすぎないように。あくまでフェスを楽しみに来ている設定で、とにかく音楽を楽しみましょう!」と声をかける様子も。

プロデューサーの井手陽子は、エキストラを前にステージに立ったときの俳優たちの変化を「緊張感がありながらも、自由に、そして、とても楽しそうに演奏する姿は、それまでスタジオで練習していたときよりも、各段に熱を帯びたものでした」と証言。萩原も演奏シーンに関して「圧巻です。それぞれが本気で努力し、自分自身を乗り越えてくれました。映画を通してどんどん魅力的に成長して行くみんなの姿には本気で感動しました」とコメントしている。

「サヨナラまでの30分」は2020年1月24日より全国ロードショー。

(c)2020『サヨナラまでの30分』製作委員会

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