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中村獅童&初音ミク、息ぴったりの毛振りを披露「九月南座超歌舞伎」開幕

ナタリー

「九月南座超歌舞伎」より、「都染戯場彩」。(c)NTT・松竹P / (c)超歌舞伎

「九月南座超歌舞伎」が、本日9月3日に京都・南座で開幕した。

これは、「超歌舞伎」にとって約2年ぶりとなる南座公演。上演演目には、本公演のために松岡亮が書き下ろした歌舞伎舞踊「都染戯場彩」と、今年4月の「ニコニコネット超会議2021」で初演された「御伽草紙戀姿絵」がラインナップされた。「都染戯場彩」には、中村獅童、初音ミクらが出演。本作は“花の大内”、“月の吉原”、“雪の石橋”と三段返しの構成となっており、“雪の石橋”では、獅童と初音扮する獅子の精が、息ぴったりの毛振りを披露した。

「御伽草紙戀姿絵」は、源朝臣頼光 / 袴垂保輔役の獅童、傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫役の初音による口上で幕開け。獅童は「新型コロナウイルスの影響がまだまだ大きい中、こうして2年ぶりに南座で超歌舞伎を上演させていただきますこと、感無量の思いでございます」と思いを語った。さらに、大向うの声が入ったペンライトを持つ来場者に向け「皆さん、『萬屋』できますか? せ~の!」と呼びかけると、会場には、ペンライトから発せられた「萬屋」の音声が響いた。

続いて初音が「一昨年に引き続き、このたびも歴史ある京都南座への出演がかない、喜びもひとしおです。リアルなご声援をいただくことは叶いませんが、応援のほど、よろしくお願い申し上げ奉りまする」と口上を述べた。なお、配役が異なる“リミテッドバージョン”では、源朝臣頼光 / 袴垂保輔役を澤村國矢が務める。

公演は、9月26日まで。なお本作は日本ならびに世界11カ国での配信が予定されている。

「九月南座超歌舞伎」

2021年9月3日(金)~26日(日)
京都府 南座

本公演

映像 超歌舞伎の魅力

一、「都染戯場彩」

作:松岡亮

出演
獅子の精:中村獅童
同:初音ミク
鳶頭:澤村國矢
公達:中村蝶紫

二、「御伽草紙戀姿絵」

脚本:松岡亮
演出・振付:藤間勘十郎

出演
源朝臣頼光 / 袴垂保輔:中村獅童
傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫:初音ミク
平井保昌:澤村國矢
山姥茨木婆:中村蝶紫

リミテッドバージョン

映像 超歌舞伎の魅力

一、「御伽草紙戀姿絵」

脚本:松岡亮
演出・振付:藤間勘十郎

出演
源朝臣頼光 / 袴垂保輔:澤村國矢
傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫:初音ミク
平井保昌:中村獅一
山姥茨木婆:中村蝶紫

口上:中村獅童

※9月3日から5日まで中村蝶紫休演につき、代役を「都染戯場彩」では澤村國矢が、「御伽草紙戀姿絵」では市川笑猿が担う。

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