Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

遠藤さくら×早川聖来×田村真佑×掛橋沙耶香×金川紗耶が語り合う、乃木坂46 4期生の挑戦

リアルサウンド

20/3/27(金) 16:00

 2018年12月にデビューし、日本武道館で開催された「乃木坂46 4期生お見立て会」で約1万席のチケットが発売後2時間で完売するなど、デビュー当時からその注目度の高さを証明してきた乃木坂46の4期生。24枚目のシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』で初センターを飾った遠藤さくらをはじめ、グループを背負う次世代のセンター候補として注目を集めている。

 今回、そんな勢いに乗る乃木坂46の4期生11名が、直木賞作家・西加奈子を原作としたdTVにて独占配信中の『サムのこと』『猿に会う』にてドラマ初出演を果たした。今回、『サムのこと』に出演する遠藤さくら、早川聖来、田村真佑、掛橋沙耶香、金川紗耶の5名にインタビューを行った。

 『サムのこと』は、同じアイドルグループのメンバーの1人、サムが亡くなったことをきっかけに久々に集まった元メンバーの4人が、当時を振り返る過程で、仲間を失った喪失感が生きる希望へと変わっていく模様を描いた群像劇。遠藤がサム、早川がLGBTであることをメンバーに隠し続けるアリ、田村がアルコールにおぼれるキム、掛橋がSNSで妹・キララのネガキャンを行うモモ、金川が占いに傾倒して借金に悩むスミを演じた。インタビューでは、初のドラマの現場で見えてきたメンバー同士の新しい顔について話してくれた。

【写真】乃木坂46 遠藤、早川、田村、掛橋、金川撮り下ろしカット

■遠藤さくら「紗耶の芝居に入る前のスイッチの入れ方に圧倒された」

ーードラマ初出演で、初主演という大役でしたが、撮影を終えていかがでしたか?

遠藤さくら(以下、遠藤):昨年に『3人のプリンシパル』という舞台で少しだけ演技に挑戦していたのですが、撮影が始まる前は演技に対しての苦手意識がとても大きくて……。4期生でドラマをやることはとても嬉しかったんですけど、演じることに対して自信はなかったので、不安がありました。でも、撮影をしていく中でどんどん自分でも知らないような一面を知ることができて、最後は楽しく終えられたので、とても良い経験になりました。

ーー早川さんと田村さんは「乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2019」で舞台に出演していますが、その経験が活きた部分はありましたか?

早川聖来(以下、早川):舞台の演技とは違う部分が多くて、映像での演技の難しさを感じました。舞台での表現は、少し大きなリアクションだったり、声も大きくなって、表現も体全体を使うことが多かったので。感情を表現するのに苦労しましたが、「いつもの自分らしく」と監督からアドバイスをいただいて演技に挑みました。

田村真佑(以下、田村):私もナチュラルな生活感を出す話し方がとても難しかったです。ちょっと相槌を打つだけでも舞台だと結構大きく動いていたのですが、映像だと自然な表現が求められるので、最初はとても苦労しました。

ーーどの役も設定上は個性的なキャラクターだと感じましたが、実際に演じていかがでしたか?

掛橋沙耶香(以下、掛橋):『3人のプリンシパル』では、お客さんの投票で二幕の出演者が決まるという仕組みだったので、役をいただけることにありがたみを感じ、とても愛着が湧きました。モモという役を演じられることが幸せだなと思いながら撮影期間を過ごしていましたね。

金川紗耶(以下、金川):私も演じていて棒読みになってしまうなと感じることもあり、演技に対して最初はさくらちゃんと同じように苦手意識があって、いつも聖来に聞いてました。でも演じていくうちにスミと私が似ているなと感じる部分もあって。今回ドラマの撮影を経験して、様々な役柄を、もっと演じてみたいなと思いました。

ーー初めてのドラマの撮影で、皆さん演技の難しさを感じたようですね。

遠藤:でも私は、紗耶の芝居に入る前のスイッチの入れ方に圧倒されました。2人で踏切の撮影シーンがあったのですが、その時の紗耶の気持ちの入れ方が、とても気迫があって。その姿を見て、改めてすごいなって思いました。

金川:その時は表現のしかたがとても難しかったので、いろいろと研究しながら、スミの感情を作っていました。悲しいシーンだったので現場ですぐに気持ちの切り替えができず、そのシーンの撮影中はずっと暗い気持ちのままいました(笑)。やっぱり難しかったです。

ーードラマ初出演を経て、4期生のここがパワーアップしたという部分はありますか?

早川:様々な場所でお仕事をさせていただくことが多いんですけど、今回のドラマでは冬で雨が降っていたり、朝や夜を問わず、外や中での撮影を繰り返していて、その場所に順応できる力が付いたんじゃないかなと思っています。とても寒いところで他の撮影をした時に、「ドラマの撮影の時も寒かったな」と思い出したら意外と平気に感じて。そういう体力が必要な場面でも頑張れるようになったなと思います。

田村:私は、みんな撮影の合間に台本をずっと読んでいて、とても真面目な子が多いなって改めて再認識しました。私自身も初めての撮影だったので、緊張していてずっと台本を読んでいたのですが、みんな台本がヨレヨレになるまで熱心に読み込んでいて、きちんと演技に向き合う姿勢がやっぱりいいなと思って。そういう真剣に取り組むところが4期生の良いところだなって改めて思いました。

■早川聖来&田村真佑「うるさくしてすみませんでした(笑)」

ーー撮影現場で見た、メンバーの新たな一面があれば教えてください。

掛橋:真佑ちゃんは4期生の中で最年長だから、みんなが泣いていても泣かないこともあって、疲れてるときはみんなを笑わせてくれるんです。そういう姿を見て、最年長として頑張ってくれているんだなと思っていたんですけど、今回の撮影で毎日一緒にいて、早朝から撮影のときも真佑ちゃんはずっと喋っていて。年上の2人(早川と田村)がよく喋るんです。ずっとふざけていて、真佑ちゃんは素の自分でいるだけなのかなと思ったのが新しい発見でした(笑)。

田村:違います違います! 私、相手に合わせて喋ることができるタイプで、4期生は年代が下の子が多いので、テンション上げ上げで喋ることが多いんです。でも、先輩と喋るときはここまでハイテンションなわけでもないですし(笑)!

掛橋:でも、私たちが眠そうにしているときでも、ずっと聖来とイチャイチャしててさ。

田村:それはね、やっぱり舞台が一緒だったからすごく仲良くなって。

早川:そう! イチャイチャしてたね、確かに。

田村:ふざけるのが好きなので、みんなも見て笑ってくれるから嬉しくて、余計やっちゃう(笑)。

掛橋:それが助けになってました(笑)。

田村:ありがとうございます(笑)。

早川:うるさくしてすみませんでした(笑)。

田村:年長者2人が(笑)。

早川:思えばさっきから思い当たる節はある……。

金川:真佑ちゃんはいつも元気だけど、寝る時は寝るし。ちゃんとメリハリをつけていて、徹底してるなって思います(笑)。

田村:本当? ありがとう。ありがとう?(笑)

金川:みんな寝てるけど一人だけ起きてることが結構多かったので、羨ましいなって。

掛橋:でも、確かに寝るときは「寝る」って決めて潔く寝るよね。

田村:意外と、寝ると頭の中がリセットされて一回寝た方がいいなと思ったら寝ます。

早川:それで聖来は何回か寂しいなと思った。

田村:ごめん(笑)。寝ちゃった。

ーー楽しそうですね(笑)。最後に、今年の抱負を一言ずつお願いします。

田村:今年は、声を活かせるお仕事をもっとしてみたいです。

掛橋:私はたくさん音楽を作りたいです。

金川:語彙力に磨きをかけて、人の心を動かせるようになりたいと思っています。

早川:今回『サムのこと』のドラマに出させていただいて、すごく映像のお芝居が楽しかったので、いつか映画に出られるように頑張りたいです。

遠藤:魅力的なパフォーマンスをするために日々成長できるよう、頑張っていきたいです。

(取材・文=大和田茉椰)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む