Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

「ある日とつぜん茶色のペット以外飼ってはいけない」という法律が!? 『シャルリー~茶色の朝』日本初演

ぴあ

ブルーノ・ジネール『シャルリー~茶色の朝』

続きを読む

現代フランスを代表する作曲家の一人、ブルーノ・ジネールによる『シャルリー~茶色の朝』日本初演が目前だ(10月30日、31日:神奈川県立音楽堂)。

この作品を演奏する「アンサンブル K」は初来日。ストラスブールを本拠にユニークな活動を拡げ、フランス国立ヴァンドゥ―ヴル=レ=ナンシー舞台芸術センターとの共同プロダクションで同作品を世界舞台初演した団体だ。

「ある日とつぜん茶色のペット以外飼ってはいけない」という法律ができたら? シャルリーはだれ?私?それともあなたのこと?
刺激的なテーマの下、フランス社会を動かし、全世界で読みつがれてきた小さな物語に注目したい。

今回の上演は以下の3部構成
第1部:室内楽コンサート
第2部:シャルリー(ポケット・オペラ)
第3部:作曲家ブルーノ・ジネールを囲むクロストーク(通訳付き)
*第一部の室内楽コンサートでは「禁じられた音楽」をテーマに1933年ベルリンのキャバレーの雰囲気ではじまるというのも興味深い。

公演詳細

10月30日(土)、31日(日)神奈川県立音楽堂(木のホール)
ブルーノ・ジネール『シャルリー~茶色の朝』

https://www.kanagawa-ongakudo.com/d/charlie

●ブルーノ・ジネール (作曲)

1960年生まれ。パリのコレージュ・ド・フランスでブーレーズのクラスに学び、ルイス・デ・パブロ、ブライアン・ファニホウ等のもとで作曲、電子音響などを研究。多くの国際音楽祭でアンサンブル・アンテルコンタンポランやアルディッティ・クァルテットなど世界的アンサンブルにより作品が演奏される。作曲形式と音響への見識に裏付けられた厳しい作曲姿勢が生み出す、高い技術と人間の身体感覚に訴えるエネルギーに満ちた作品が評価され、フランス著作権協会SACEMからエルヴェ・デュガルダン賞(1998)、フランス学士院芸術アカデミーからポール=ルイ・ワイラー賞(2014)を受賞。フランスを代表する作曲家の一人。

●アンサンブルK (演奏)

ストラスブールに本拠地を置き、声(ソプラノ)、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノ、打楽器で構成する、室内楽と文学や演劇等様々な他の芸術表現の結合をめざして探求を続ける気鋭のアンサンブル。2008年「退廃芸術プロジェクト」をきっかけに結成。以来「収容所の音楽」「音楽のレジスタンス」などのプロジェクトを通じ、全体主義の中で迫害された知られざる曲の発掘に努める。20世紀音楽の創造と研究にも力を注ぎ、2012年ジョン・ケージのプロジェクト、2016年CCAMでの舞踊と音楽のプロジェクト、2016-18のメシアン「世の終わりのための四重奏曲」のビジュアルアートとの協働プロジェクトは高く評価される。

●フランク・パヴロフ (原作)

1940年生まれ。フランスとブルガリアの国籍を持つ心理学者、小説家、詩人。特に子どもの権利と心理の専門家で、アフリカやアジアの国でのフランス政府による協力プロジェクトのプロジェクト・マネージャーや非行やドラッグの危険にさらされる青少年の支援組織の中心人物、「ストリートの教育者」として司法と執筆活動の両面で活動。フランス国内で若者から大人まで広い読者を対象にした小説、詩を著し、特に1999年、全体主義に対する抗議行動として出版し、フランス国内で190万部を売るベストセラーとなって話題となった短編小説「茶色の朝」で世界的に知られる。

アプリで読む