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“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの私小説が映画化、主演は岡山天音

ナタリー

左から文春文庫「笑いのカイブツ」書影、岡山天音。

ツチヤタカユキの私小説「笑いのカイブツ」が映画化。岡山天音が主演を務めることがわかった。

映画では、数多くのラジオ番組に投稿し“伝説のハガキ職人”と呼ばれたツチヤの半生が描かれる。ツチヤを演じる岡山は「そもそもラジオのヘビーリスナーだった自分にツチヤタカユキ役のお話が来たことにも不思議な感慨を覚えております」「映画を通し、ツチヤと皆様の間に、ほどけない繋がりが結ばれます様、精一杯楽しもうと思います」と述べている。

また、原作者のツチヤは「あなたが『死にたい』と思って過ごす、そんな夜に、この映画を捧ぐ」とコメント。監督の滝本憲吾は「カイブツと呼ぶなら呼べばいい 破壊なくして創造なし そんな一人の人間の物語です。是非とも映画館で笑ってください」とメッセージを送った。

映画「笑いのカイブツ」は2022年に劇場公開される予定。

岡山天音 コメント

舞台となる大阪には、昔から思い入れがあり、今回、カオス極まるその地で撮影に臨める事を嬉しく思います。
そもそもラジオのヘビーリスナーだった自分にツチヤタカユキ役のお話が来たことにも不思議な感慨を覚えております。僕の元へ来たツチヤと共に、大阪の街で生き延びようと思います。
映画を通し、ツチヤと皆様の間に、ほどけない繋がりが結ばれます様、精一杯楽しもうと思います。

ツチヤタカユキ コメント

25歳。
東京から大阪に帰る僕に、あの人は、こう言った。
「大阪に帰ったら、小説書けよ。お前なら書ける」

27歳。
笑いを辞める事を、あの人に伝えた。
言われた言葉は、再び、
「私小説を書けばいいよ。お前なら書ける」

人生の全てをぶっ込んだ笑いを失った僕に、残ったのは、その言葉だけだった。
死にたくてたまらなかった、あの日の夜。
同じように、死にたい夜を、過ごしている奴らが、居るような気がした。
僕は、そいつらのための、小説を書く事にした。

あなたが「死にたい」と思って過ごす、そんな夜に、この映画を捧ぐ。

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