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「アジアの天使」チェ・ヒソら韓国人キャスト、石井裕也や池松壮亮との撮影回想

ナタリー

「アジアの天使」メイキング写真。左からキム・ミンジェ、池松壮亮。

池松壮亮主演作「アジアの天使」の韓国人キャスト、キム・ミンジェ、チェ・ヒソ、キム・イェウンのインタビューコメントが到着した。

石井裕也が監督を務め、オール韓国ロケに挑んだ本作。それぞれ心に傷を持つ日本人と韓国人の家族がソウルで出会い、旅路をともにするさまが描かれる。妻を病気で亡くしたシングルファーザー・青木剛を池松、ソウルでその日暮らしの生活を送る剛の兄・透をオダギリジョーが演じた。また元アイドルで売れない歌手ソルに「金子文子と朴烈」のチェ・ヒソ、ソルの兄ジョンウに「新感染半島 ファイナル・ステージ」のキム・ミンジェ、ソルの妹ポムにNetflixオリジナルシリーズ「キングダム」のキム・イェウンが扮した。

キム・ミンジェは石井との初対面を「脚本についての話はほとんどせず、お互いの歩んできた人生について率直に話をしました」と回想する。「私の俳優としてのキャリアとか背景ではなく、本当に私が生きてきたことを尊重してくれたように思います」と感謝し、「他人を介して自分を見ることができ、誰かのために献身する。こういう物語は、実は今の韓国映画では相当少なくなってしまったような気がします。だからこういうストーリーを求めていました」と出演の経緯を明かした。

チェ・ヒソは幼少期に日本に住んでいたこともあり、日本語が堪能だ。撮影中は日韓のキャストやスタッフのコミュニケ―ションの一助を担った。そんな彼女は「壮亮さんは主演であれ助演であれ、いつも抜群の演技を見せてくれる、本当にエネルギッシュな俳優だと思っていました。一緒に演技できて、とてもうれしかったです」「それから、オダギリジョー先輩(笑)。私は大学のとき、授業をさぼって映画館に行きオダギリさんの主演映画を観たことがあるほど大ファンでした」と共演の感想を述べ、「国籍も違うし、明らかに出演してきた映画のジャンルやキャラクターも違うはずなのに、この作品でみんな一緒に集まると呼吸がよく合う。それがとても不思議でした」と振り返る。

またキム・イェウンは本作について「言葉の通じない2つの家族が集まることによって、お互いの足りないところを満たしていき、幸せを見つけ始める。おそらく、私たちが生きてみて感じたことすべてが詰まっている作品です」と語った。

「アジアの天使」は7月2日よりテアトル新宿ほか全国でロードショー。

(c) 2021 The Asian Angel Film Partners

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