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ジョニー・デップ、主演作『グッバイ、リチャード!』監督を絶賛 「観客に媚びない脚本」

リアルサウンド

20/7/31(金) 14:00

 8月21日公開の映画『グッバイ、リチャード!』より、主演を務めたジョニー・デップとウェイン・ロバーツ監督からのコメントとメイキング写真が公開された。

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 本作は、余命180日の崖っぷち男が、人生の愛おしさを見つける模様を描いた人間ドラマ。大学教授のリチャードは突然、余命180日の宣告を告げられる。博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていたはずの人生は一変。リチャードは残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、やりたい放題の生活を始めるが……。

 主人公リチャードを初主演映画『クライ・ベイビー』の公開から30年を迎えたデップが演じる。共演には、『ゾンビランド:ダブルタップ』のゾーイ・ドゥイッチ、『ワンダーウーマン』のダニー・ヒューストンらが名を連ね、第82回アカデミー賞6部門受賞作『ハート・ロッカー』を手がけたグレッグ・シャピロがプロデューサーを担当。『グッバイ、ケイティ』のロバーツ監督がメガホンを取った。 

 デップは、「ウェイン・ロバーツはパワフルな男だ。彼は⻑年活躍するだろう。彼の実力、ビジョン、物事の捉え方はとても美しい。癌で死にゆく男が無感情に愛する人たちに別れを告げるという、観客に媚びない脚本を書いたウェインが大好きだ。彼は観客をリスペクトしているから、映画を観ながら皆が自分に置き換えて考えてくれることを信じているからこのような脚本を書いた。彼は映画を撮る際に絶対にやってはいけないことを理解している。やっていることに一貫性があるように、そして実際にリチャードと同じ経験している人たちや映画を観ている人たちの気持ちを思うことを忘れないように努力した」とロバーツ監督を絶賛。

 一方でロバーツ監督は、「この映画はキャスティングにとても恵まれた。彼らと仕事ができることはとても幸運だった。ジョニーだけではなく、全員そうだ。ダニー・ヒューストン、ローズマリー・デウィット、ロン・リヴィングストンなどみんなだ。アーティストとしてだけではなく、人間として、個人として。彼らとの仕事はとてもスムーズで心地よいものだった。そういう関係を見つけられると、撮影中にすごく喜びを感じることができる」と本作のキャスティングについて語った。

 また、ストーリーテリングについて、「作品を作り上げるために、自分が主人公のリチャードだと想定して、自分の一番良い部分と悪い部分を15年後の自分に当てはめてみた。ただ、自分だと恐らく取らない行動を取らせるために、リチャードに合わせて自分の過去や人生に大きく変更を加えた。そして、リチャードの状況を、人生一度きりだということを忘れないための教訓だと思っている」と、監督自身が実際にリチャードの人生を歩んだつもりで脚本を執筆したことを振り返った。 (文=リアルサウンド編集部)

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