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かまいたちが大賞を受賞「第56回上方漫才大賞」これがゴールではなくスタート

ナタリー

21/4/10(土) 22:47

「第56回上方漫才大賞」大賞を受賞した、かまいたち。左から、山内、濱家。(c)関西テレビ

「第56回上方漫才大賞」発表会が本日4月10日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開催され、かまいたちが大賞、プラス・マイナスが奨励賞、ネイビーズアフロが新人賞を受賞した。

上方漫才の発展と育成を願って1966年に創設された「上方漫才大賞」。関西テレビとラジオ大阪で同時生放送された「第56回上方漫才大賞」番組内では、かまいたちが大賞受賞をサプライズで知らされた映像が紹介されたほか、先輩の小籔千豊が2人の祝福に駆けつけた。なお、かまいたちは2008年の第43回で新人賞を当時の「鎌鼬」名義で、2019年の第54回で奨励賞を受賞している。

本日、受賞後の会見で濱家は「2年前に奨励賞をいただいて、大賞はまだまだ先だろと思っていて、発表のときは予想もしていなかったのでうれしい。これからやっていく漫才をちゃんと意識して、精進していかないと」と真摯に語る。山内は「マネージャーにちらっと聞いたんです。『今年、大賞とかないよね』と。『まったく連絡来てない』と言われたので、もっと先になると思っていました」と大賞を少し意識していたことを明かした。

漫才師としての今後について聞かれると、濱家は「コロナ禍で毎年のライブができていない。毎年1回、単独ライブで新ネタを披露してアップデートしていくのが一番の目標。いつ観に行ってもいろんな漫才してるな、と思ってもらえる漫才師になりたい」と意欲を述べ、山内は「この大賞を引っさげて、今年は単独ライブをしたい。“即完”するんじゃないですか(笑)」と笑いを交えてコメント。「これがゴールではなくスタート」(濱家)、「関西のエースとして、日本のエースとしてがんばっていきたい」(山内)とそれぞれが語るかまいたちの漫才にこれからも期待しよう。

奨励賞はプラス・マイナス、アインシュタイン、祇園、ミキ、見取り図の5組、新人賞はネイビーズアフロ、エンペラー、風穴あけるズ、カベポスター、からし蓮根、コウテイ、ラニーノーズの7組がノミネートされており、当日の漫才バトルの結果、各賞の受賞者が決まった。プラス・マイナスは、岩橋が「ほかのメンバーは強かったですけど、一発でしとめたいと思っていました。これからは日々の劇場で目の前のお客さんを笑わせて、大賞の声がかかるのを待ちたいと思います」と語ったほか、「お笑い芸人と芸人はニュアンスが違うと思います。お笑い芸人を東京でやりながら、芸人は関西で磨いていく。上方漫才はすべてのベースになっています」と漫才への思いを語る。兼光は「普段どおりにやったらイケるんちゃうかなと前々から思っていた。正直手応えはありました。これで獲れなかったら無理かなとも思いました。実際、獲れてうれしいです」と喜びを隠さず、オール巨人のモノマネで「漫才は一番カッコよい職業。以上!」と話をまとめた。

ネイビーズアフロが輝いた新人賞は、結成年数10年目までが対象。はじりは「今年がラストイヤーだったので、滑り込みセーフ。今後、関西で漫才をやっていくうえで絶対に獲りたいと思っていました。僕らの名刺の一番上に書きたいと思います」、みながわは「生放送で家族が観てくれてる瞬間に賞を獲りたいと思っていたので感無量です。(新人賞に初めてノミネートされて以降)5年間で一番堂々とした漫才を観てもらえてよかったです」と心境を話した。

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