大原優乃、グラビアクイーンとしてさらなる高みへ 名作写真集『吐息』に刻まれた成長
20/8/5(水) 10:00
■変化の兆しが表れた写真集『吐息』
大原優乃がグラビアクイーンとして、そのプロポーションにさらに磨きをかけている。
彼女は現在、出演しているドラマ『女子グルメバーガー部』(テレビ東京)の出演に伴い、『週刊SPA!』や『ヤングガンガン』、『週刊ビッグコミックスピリッツ』など多くの雑誌の表紙を飾っている。そこで披露しているのがステイホーム期間中のトレーニングで鍛え上げたグラマラスなボディだ。
参考:大原優乃、グラビア界で無敵の存在にーー2nd写真集『吐息』で見せた溢れる生命力
“「週に2~3回はジムに通ってヒップアップと、バストアップのために肩回りも筋力をつけて。外出自粛もあって、家に道具も買い揃えました。徐々に成果が出てきたと思うし、食に対する意識も変わって、毎日鶏肉を使った料理を作っています」(『週刊SPA!』 2020年7月14日号 インタビューより)”
体型改善に向けてストイックに努力したことを明かす大原。中でも『週刊SPA!』表紙のくびれは見違えるほどで、コンビニでその表紙を見かけた時は思わず二度見してしまった。そんな大原に変化の兆しが表れていたのが、昨年10月に発売された2nd写真集『吐息』である。
大原にとって1年半ぶりの写真集となった本作は、10代最後の年を追い続けた1冊。オリコン週間写真集ランキングで初登場1位を獲得し、発売後即重版となった作品だ。彼女の地元・鹿児島で2018年4月から3回に分けて撮影され、その合間に大原はパーソナルトレーニングを開始している。写真集は、青い海と空よりも眩しい大原の笑顔弾ける夏の季節からスタートし、晩冬の雪山、さらには咲き誇る桜と水着という非現実な対比のショットで移ろいゆく四季を感じさせる。そして、ラストは再び燦燦と太陽が照りつける夏と大原。そこには、グラビア的な説得力のあるボディはそのままに、メリハリのついたシェイプを手に入れた彼女が確かにいる。「変わらずに変わり続ける」とはまさにこのことだろう。
■成長が刻み込まれた名作
『吐息』を読んで改めて感じる彼女の魅力は、愛くるしい笑顔にもある。奄美大島や与論島のビーチで撮影された、まさに王道と言える水着ショットからは、あどけない彼女の笑い声が聞こえてくるよう。砂だらけになっても、泥んこになっても、気にしない。そんな天真爛漫で少女な一面が垣間見える。
一方で、ノスタルジックな雰囲気が漂うのが、本作で初挑戦となった本格的なランジェリー姿だ。彼女のランジェリー姿は写真集の中間辺り。アンニュイな表情を浮かべ、肌を見せていく一連のショットはこれまで見たことのないほど艶っぽい。しかし次のページには、生まれたての姿で布団にくるまり、白い歯を覗かせてこちらを見て笑う大原が。19歳から20歳という少女から大人への階段を一段、一段と登る彼女の成長が『吐息』には刻み込まれている。
「この1冊は、今後の自分への決意表明」ーー写真集の帯にそう力強く表明した結果が、写真集発売から半年を過ぎて、さらに磨きあげた彼女の体型だろう。自身のTwitterにはジムでダンベルを使った筋トレ動画をアップしており、その本気度がビシビシと伝わってくる。素朴な親しみやすさはそのままに、進化する大原の進む未来での姿、そして次の作品が楽しみでならない。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。
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