Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

乃木坂46 中田花奈、『テレ東音楽祭』「おいでシャンプー」センターにファンが湧く理由 年内卒業に向けての活躍を振り返る

リアルサウンド

20/9/20(日) 6:00

 9月30日放送の音楽特番『テレ東音楽祭2020秋 ~思わず歌いたくなる!最強ヒットソング100連発~』(テレビ東京系)に乃木坂46が出演。2012年リリースの2ndシングル「おいでシャンプー」を披露し、そのセンターを年内の卒業を発表している中田花奈が務める。

 「おいでシャンプー」は中田がフロントメンバーを担当する楽曲で、選抜発表当初はフロント3名をセンターとする考え方で生駒里奈、桜井玲香と共に幻のセンターを任せられていた。時が経ち、単独センターを務めた生駒と桜井が卒業。今では当時のオリジナルメンバーも数名という中、放送当日は10月に卒業ライブを控える白石麻衣も駆けつけ、最初で最後の中田のセンターに華を添える。オンエアでは1期生の絆を感じさせるパフォーマンスとなることだろう。

 また、「おいでシャンプー」と言えば「ナカダカナシカコール」がファンの間では恒例の楽曲でもある。間奏のメロディラインに合わせて「ナカダカナシカ! ナカダカナシカ! 俺のナーカーダカナシカ!」と叫ぶコールで、いつしかライブではカメラが中田を抜くのが定番に。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では矢久保美緒がペンライトを両手に握り披露したこともある。中田もブログで「コールお願いしちゃっていいですかね?」と綴っており、オンエア時にはトレンドを賑わすであろうTwitterの盛り上がりにも期待だ。

 中田は7月10日にアシスタントとして出演する『沈黙の金曜日』(FM FUJI)で卒業を発表。本来の予定では昨年にグループから卒業をしているはずであったが、冠番組『かなりんのトップ目とれるカナ?』(TBSチャンネル1)のスタートや、卒業を発表する場所に選ぶほど大事な存在となった『沈黙の金曜日』のおかげで、まだ乃木坂46にいようと思えていたという。

 「やりたいことをたくさんやらせてもらえた」と話す中田は、多趣味が仕事へと繋がっていったメンバーでもあった。ゲームアプリから始めた麻雀は『トップ目』に、深夜ラジオ好きは5年目を迎える『沈金』でのアルコ&ピースとのフランクな会話に活かされている。現在『乃木坂工事中』で企画されている「中田花奈 卒業発表記念 乃木坂46が言ってそうGP」は、中田もリスナーである『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)での発言から始まった、中田の「陰で言ってそうキャラ」がきっかけ。中田の卒業発表を受け、バナナマンの設楽統はラジオで「アイドルグループにいながら自虐的なことも言ったりとか、ああいったメンバーってなかなかいない」とコメントしている。

 その自虐的な発言の一つに、自身の全盛期時代がある。中田は7thシングル『バレッタ』から選抜を外れ、長い間アンダーメンバーを経験。17thシングル『インフルエンサー』、19thシングル『いつかできるから今日できる』で選抜に返り咲くも、そこから再びアンダーに戻っている。しかし、そのアンダー期間で培われたパフォーマンス力は同期や後輩からも一目置かれる存在に。特に2018年に開催されたアンダーライブの北海道シリーズでは座長として活躍。そのマインドは、時間を共にした2期生、3期生へと受け継がれている。

 25thシングル『しあわせの保護色』は白石を1期生が見送る卒業シングルでありながら、結果的に中田が参加する最後のシングルになろうとしている。けれど拍子抜けするほどに明るく前向きなラジオでの卒業発表やブログの文面から伝わってくるのは、溢れる充実感だ。10月には夢だった写真集も発売。苦節を経て、中田は有終の美を飾る。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む