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NHK大河ドラマ、前代未聞のキャスト発表 大泉洋、菅田将暉ら出演の『鎌倉殿の13人』に感じる気概

リアルサウンド

20/11/23(月) 8:00

 11月16日から20日の5日間にわたり、2022年に放送されるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のキャスト発表が番組公式Twitterで行われた。

 NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学んだ二代目執権・北条義時を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。『新選組!』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が脚本を手掛ける。

 まずは、その異例の発表形式。『鎌倉殿の13人』公式Twitterアカウントで行われたキャスト発表は、脚本を手掛ける三谷が、それぞれの役柄とキャストを1人ずつ動画で詳細に説明していくかたちに。しかもその動画は、1時間おきに1日4人ずつ、5日間を通して投稿されるという前代未聞の発表となった。

 ドラマ評論家の成馬零一氏は、この発表形式について、三谷のショーランナーとしての仕掛けなのではと語る。

「キャストの発表を、ここまでイベント化したのは凄いことですよね。ネットニュースをうまく使って、キャラクターひとりずつをフィーチャーして、ここまで派手に紹介していくというのは、今までになかったことだと思います。現在放送中の『麒麟がくる』の、キャラクターごとに派手なビジュアルのポスターを作って発表する展開など、近年の大河ドラマは宣伝のイベント化が面白いのですが、何より、今回のような大胆な戦略が取れたのは、三谷さん自身が、作品の宣伝を自分でおこなえる特殊な脚本家で、看板のような役割をしているからですよね。主演やメインキャスト以外の出演者も、大々的に発表されるのは、嬉しいですよね。役者に愛される三谷作品ならではのことですね。同時に今回の発表からは、興行として『絶対に外せない』という気概を感じます。『新選組!』と『真田丸』の経験を経て、大河ドラマをヒットさせる上で何が必要かを理解した上で戦略的に展開している。『鎌倉殿の13人』の中心となる鎌倉幕府の話は、誰もが詳しく知っているという有名な話ではないので『まずは入念な“仕込み”が必要だ』と考えたのかもしれません」

 そして発表されたキャストたちは、三谷組常連俳優、初出演俳優に分けられる。やはり注目が集まってるのが、2017年に放送された柴咲コウ主演の『おんな城主 直虎』での好演が話題になった菅田将暉が源義経を演じるということ。そしてフレッシュな若手キャストとして南沙良、金子大地が抜擢。意外な三谷組初出演だったのが宮沢りえだ。

「金子さんは、『鎌倉殿の13人』の制作統括をしている清水拓哉さんが担当した『腐女子、うっかりゲイに告る。』で主演を務めていました。よるドラ枠など若手がメインのドラマで活躍した俳優などを起用する流れもちゃんと汲んでいて、才能をピックアップできているように見えます。そして義経役は菅田さんにぴったりですし、『おんな城主 直虎』では最後を締めくくる役柄でしたが、本作のメインストーリーは鎌倉幕府が開かれてからになると思うので、今回は前半を引っ張っていく存在になっていく気がしています。菅田さんは、最近は主演ばかりではなく、『MIU404』(TBS系)での悪役など、看板として引っ張るというより、主人公と対峙する立ち位置で視聴者を釘付けにしていくので、本作でも皆が目で追っかけてしまう存在になりそうです」

 そして三谷の『真田丸』に出演した大泉洋が源頼朝役を演じ、同じく『真田丸』と『新選組!』に出演、三谷組常連の山本耕史が三浦義村役を演じる。

「物語本編は、おそらくお家騒動のような展開で密室劇、ディスカッションドラマとなるのだと思います。歴史上有名な大規模な戦いを描くというよりは、謀略合戦みたいな側面がなりそうですなので、役者個人の見せ場も多くなると思います。制作統括の清水さんは長年、大河ドラマに携わっている方なので、そういう繋がりでしっかりキャストも脇を固めているという面もあるのかなと感じます。最初は多くの人が知っている源平合戦の物語で義経役の菅田さん、頼朝役の大泉さんが引っ張って、そこから信頼のおける三谷組常連メンバーや、大御所の俳優がバトンを繋いでいく流れが想像できます」

 今回のキャスト発表は、ドラマファンの間では突然のイベント発生だったが、よくよく考えてみると、本作の放送は2022年、まだ2年先である。しばらくは続報はなさそうだが、放送開始までに視聴者の期待をさらに上げるようなサプライズがまだきっと用意されているはずだ。

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、2022年放送
主演:小栗旬
出演:小池栄子、片岡愛之助、宮澤エマ、坂東彌十郎、宮沢りえ、南沙良、杉本哲太、金子大地、新納慎也、迫田孝也、菅田将暉、大泉洋、松平健、小泉孝太郎、佐藤二朗、中川大志、野添義弘、山本耕史、横田栄司、辻萬長、阿南健治、中村獅童、栗原英雄、小林隆
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK

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