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「実りゆく」松尾アトム前派出所は“伝説の芸人”役だった?エキストラの荷物番もこなす陰の活躍

ナタリー

20/9/24(木) 18:15

後列左からウエストランド河本、まんじゅう大帝国・竹内、田中、日本エレキテル連合・橋本。前列左からウエストランド井口、八木順一朗監督、日本エレキテル連合・中野。

本日9月24日、東京・ハイジアV-1にて「映画『実りゆく』公開直前イベント!~定植祭~」が実施され、まんじゅう大帝国、日本エレキテル連合、ウエストランド、「実りゆく」監督の八木順一朗が出演した。

タイタンのマネージャーとして働いている八木氏がかねてより抱いていた映画監督になる夢を実現させた同作。主演のまんじゅう大帝国・竹内をはじめ、相方の田中、日本エレキテル連合、爆笑問題、宮地大介らタイタンメンバーも多数参加し、長野県にあるりんご農家の跡取りとして生まれた吃音症の実(みのる)が「母親の死後、笑わなくなった父親を笑顔にしたい」という思いを胸に芸人を目指す姿を描いている。

イベントでは「出てはいないが(同作への)愛はある」というウエストランドが進行を担当。八木監督らが作品に込めたメッセージや、9日間で敢行した撮影の苦労を語った。八木監督は、りんご農家と芸人を兼業している松尾アトム前派出所の人生そのものがドラマだと感じ、また彼の暮らす長野の自然に感銘を受けてこの映画を着想したのだと回想。竹内も「松尾さんのネタがふんだんに入ってます」と実がステージで披露しているネタは松尾のものだと紹介する。

八木監督によれば、松尾は当初実が憧れる“伝説の芸人”役だったのだとか。さまざまな都合でそのキャラクターは横断歩道に立っている“交通安全のおじさん”に変わり、しまいには出演そのものがなくなってしまったというアンラッキーな顛末に一同は笑いを隠さない。そんな松尾だが、実家を撮影場所として提供したり、ロケ地にアポを取ったり、エキストラの荷物番を担ったり、草刈りしたりとスタッフとして奔走。伴侶となる前の日本エレキテル連合・中野が参加したシーンではカチンコをやりたいと申し出ていたようで、ウエストランド井口は「カッコつけたいから」と中野へのアピールに違いないと断言してみせた。

竹内は田中要次演じる父とケンカするシーンが大変だったと振り返る。台風という状況設定だったため強風が顔面に当たり、「息ができなくて、死にたくない!という気持ちが表情に出ている」と別の要因で迫真の演技を見せることができたと語った。また、一同は揃って橋本が原付きにまたがる姿勢が見どころだと強調。本作のために原付きの免許を取得したばかりだったという橋本の「信じられないくらいカチコチ」な運転シーンにも注目だ。

橋本の運転シーンを含むメイキング映像も上映され、実際に松尾が荷物番や交通整理をしている姿に一同は大喜び。最後に八木監督は「普段芸人がどういう思いでステージに立っているのかっていうのをマネージャーとして描いたつもりです。物語を通してお笑いの持つ力を感じていただけたら。お笑いが好きな方はなお楽しんでいただけると思います」と挨拶し、竹内は「スクリーンでまた会いましょう!」と締めくくった。

「実りゆく」は10月2日(金)から長野県で先行上映されたのち、10月9日(金)に東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。なお本日のイベントは配信で9月26日(土)23時59分まで視聴可能。見逃した人はタイタンメンバーの賑やかなトークをアーカイブで楽しもう。

(c)「実りゆく」製作委員会

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