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乃木坂46 樋口日奈が語る、『教場ll』で芽生えた自信 「演技を『やりたい』って言っていいんだ」

リアルサウンド

21/1/3(日) 8:00

 昨年に続き、木村拓哉の元に若手キャストたちが勢揃いして送る『教場ll』(フジテレビ系)。リアルサウンド映画部では、連日に渡り、200期生徒を演じる俳優たちのインタビューを掲載。今回は、ゴールデン帯(19時~22時)ドラマに出演するのが初となる乃木坂46の樋口日奈。

 樋口が演じるのは、200期生徒のひとりで争いを好まない温厚な坂根千亜季。「自分にとって大きな舞台」という本作で出会った200期生徒役を演じた同世代キャストたちへの思いや、演技への気持ちについて語ってくれた。

200期生徒は「出会えて良かった」かけがえのない存在

ーー『教場ll』への出演が決まった時、「自然と両膝に手を置いて、背筋をピシッと伸ばして、“はい!”と返事をしました」とコメントしていて、相当な覚悟が伺えました。

樋口日奈(以下、樋口):前作を一視聴者として観ていたので、画面から伝わる緊張感も鮮明に覚えているくらい、自分にとって大きな舞台でした。もう夢みたいな気持ちでした。でも、この役は覚悟がないと務まらない役だし、自分の気持ちを強く持たなきゃないけないと思ったので、責任の大きさっていうのをすごい感じましたね。

ーー実際に現場に入る時の緊張感は、想像していたものと比べてどうでしたか?

樋口:撮影に入る前に、期間訓練を生徒役のみんなと一緒にやってきたので、そこまでに出来上がっていた絆がありました。言葉がなくても信頼し合っている感覚はあったので、その点は緊張しなかったんです。でも実際に現場に入って、初日の撮影で、木村(拓哉)さんが教室に入ってきて「風間公親だ」という最初のシーンでは、やはり緊張感が凄かったです。「今日からこの緊張感の中、みんなで頑張っていく撮影が始まるんだな」と初日はずしんと感じました。

ーー今回は乃木坂46を離れて、同世代やプロのスタッフさんたちとのものづくりをする現場で、グループの活動とはまた違う感覚があったかと思います。新鮮だなと感じたことはありましたか?

樋口:同世代の子も多かったので毎日が刺激的でした。キャストのみんなとは、「学校が舞台ではあるけど、学園モノに見えちゃいけないよね」と話し合いました。それぞれが警察官になりたいと思えるのは相当気持ちが強くなきゃ、一歩踏み出せないと思うんです。「もっと本気でやらなきゃだよね」と話し合えたのが、とても刺激的でした。こうやって意見を交わして、同じ方向を目指して、一つのものを作り上げていくのがとても面白かったです。

ーー初めてのことに対して、不安などはなかったですか?

樋口:初めてゴールデンのドラマだったので、分からないことも多かったんですが、中江(功)監督をはじめ、スタッフさんが丁寧に教えてくださって、学ばせていただくことがたくさんありました。大変な期間でしたが、毎日が新しいものを更新していく作業の繰り返しなので、すごく楽しかったです。終わってしまって寂しいなって思うほど充実していた大事な期間でした。

ーー前作は198期、今回は199期も登場しますが、樋口さんから見て200期のメンバーはどんな印象でしょう。

樋口:みんな静かでおとなしいんですけど、優しいんです。オフの時も平和主義者で穏やかな人たちが多いんだろうなと感じました。なので、初めはお互いの意見を言い合えるようになるまでわりと時間がかかった部分もあって。「これ言ったら大丈夫かな?」とか、それぞれが傷つかないように考えていて、最初の頃はアドバイスをするのもなかなか難しかったです。でも、いざ撮影が始まって、みんなとの日々が濃くなっていくにつれて、ちゃんとアドバイスをし合えるようになれました。ただ、こうした方がいいんじゃないと、話し合うんですけど、どの人も口調がやっぱり優しいんですよ。よくみんなと「200期のメンバーって全員いい人だよね」ってしみじみと話すんですが、一人ひとりが素敵で、穏やかだし、温かい。でもどこか胸の奥には熱い何かを持っているからこそ、1つになれたと思います。こんなに人数がいて、1クラス分ってなると普通の学校だったら、それぞれ差が出たりするじゃないですか。

ーーグループができちゃったりとか。

樋口:そうなんです。でも、この風間教場のメンバーはそれが本当になくて。分け隔てない優しさの塊だったなって思います。みんなでよく、「出会えて良かった」って話すぐらい。かけがえのない存在です。

背中を押してくれた中江功監督からの言葉

ーー役への意気込みとして、ショートカットにしたことは大きな決断だったのでしょうか?

樋口:今まで短くするっていう考えがなくて、やりたい役をいただけたから、何のためらいもなく切るぞっと思って。そしたら、想像以上に自分の中の何かが吹っ切れて、とても軽くなった感覚がありました。今まで、なにか1つのことに執着していたというか、凝り固まってた何かが、一気にフニャって柔らかくなったというか……。ポジティブにもなれたし、こんなに毎日楽しく、前向きに過ごせているのが初めてに近いぐらい、自分の中ですごく新しい感じがするんです。

ーーメンバーや周囲の人から、変化については?

樋口:『JJ』(光文社)のスタッフさんに、髪を切って『教場ll』の撮影が終わってからの私の顔が全然違うって言われました。それがとてもうれしくて。「余裕が顔に出てきたね」と言ってもらえたのは、きっとこの期間でいろんなことを乗り越えたり、いろいろ考えたから、それが自分の自信にも繋がったのかなと思いました。毎日充実してたからこそのこの気持ちの軽さだったり、いろんなことに挑戦していけるくらい身が軽くなったのかなって。

ーー今回『教場ll』という現場を経験して、改めて演技に対しての意欲はどうですか?

樋口:撮影が始まる前よりも追求したいという思いが高まりました。自分がスポンジになったのかってくらい吸収したいなって(笑)。もっと身につけなきゃなっていう欲がすごく出てきました。このエネルギーをどんどん積み重ねたら、自分の中で演技について自信を持てる1つになると思うんです。いろんな作品の見方も変わりますし、もっと勉強したいです。

ーーもっとやりたいと思ったのは、現場で何かきっかけがあったんでしょうか?

樋口:もともと演技をやりたい気持ちはあったんですけど、だんだんと「演技やりたいです」とまっすぐに言える自信がなくなっていて。やりたい気持ちがあるからこそ、「やりたいです」のひと言でできるお仕事じゃないなと考えてしまったり。

ーー思いが強いからこそ、逆に身構えてしまうことありますよね。

樋口:そうなんです。自分なんてまだまだ未熟だし、これじゃ戦えないなと思ってたんですけど、『教場ll』の撮影で、中江監督が「もっと演技したらいいと思うよ」って言ってくださって、その言葉が本当にうれしくて。「もっと勉強したらすごくいいと思う」その一言が、私の背中をポンと押してくれました。「やりたい」って言っていいんだなって。悩んでいた時期に、『教場ll』と中江監督に出会って、タイミングが全部、重なっていたなと思います。

乃木坂46 樋口日奈「大事な期間でした」 『教場Ⅱ』インタビュー

■放送情報
『教場II』
フジテレビ系にて、1月3日(日)、4日(月)21:00〜2夜連続放送
出演:木村拓哉、濱田岳、上白石萌歌、福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、目黒蓮(Snow Man)、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈(乃木坂46)、重岡大毅(ジャニーズWEST)、三浦貴大、佐久間由衣、嘉島陸、工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平、佐藤仁美、和田正人、高橋ひとみ、松本まりか、小日向文世ほか
原作:長岡弘樹『教場』シリーズ(小学館)
脚本:君塚良一
演出:中江功
プロデュース:中江功、渡辺恒也、宋ハナ、遠藤光貴(SWITCH)
制作協力:SWITCH
制作著作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyojo/
公式Twitter:@kazamakyojo
公式Instagram:@kazamakyojo

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【応募方法】
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