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朝ドラ107作目は「舞いあがれ!」、東大阪と五島列島で空を夢見るヒロイン描く

ナタリー

連続テレビ小説「舞いあがれ!」ロゴ

2022年度後期の連続テレビ小説107作目のタイトルと内容が明らかに。空を飛ぶことを夢見るヒロイン・舞を主人公にしたオリジナル作品「舞いあがれ!」が制作される。

本作はものづくりの町である大阪・東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく女性の挫折と再生を描くドラマ。舞台は1990年代から現代にかけて。主人公の舞は、東大阪で町工場を営む父、母、兄と4人で暮らす引っ込み思案な女の子。あるとき五島列島に住む祖母のもとを訪れ、広い空に風を受けて舞いあがる“ばらもん凧”に魅入られる。「あんなふうに空高く飛びたい」という憧れは、パイロットになる夢へとふくらんでいく。しかし、想像以上に厳しい道のりが待ち受けていた。やがて空への夢は、飛行機作りという新しい形に変わっていく。

脚本を担当するのは、初めて手がけた連続ドラマ「心の傷を癒すということ」が第46回放送文化基金賞のテレビドラマ番組最優秀賞を受賞した桑原亮子。物語はコロナ禍や多くの災害に見舞われている今「空を飛ぶことを夢見るヒロイン」を描くという桑原のアイデアから生まれた。桑原は、ある飛行士の「パイロットはいい仕事だと思う」「空を見上げる仕事だから」という言葉を紹介しながら「このドラマのヒロインも、辛いことがあるたび、空を見上げて前に進みます。その姿を見ているうちにいつのまにか元気が出てくる、そんなドラマになることを願っています」と述べた。

チーフプロデューサーの熊野律時も「空を飛ぶには向かい風が必要です。色んな人生の逆風を受けながら、高く飛ぼうとするヒロインのイメージがパッと浮かびました。飛行機を飛ばすには、たくさんの人の力が必要です。作る人、飛ばす人、導く人、それぞれ違う力をもった人たちをつないで、夢を現実のものにしていくヒロインの物語。つらいこと、たいへんなことはあるけれど、空を見上げて夢を抱き続けるヒロインの姿を通して、毎朝明るい気持ちになれるドラマにしたいと思っています」と語っている。

キャストは2021年冬頃に発表。クランクインは2022年春頃を予定している。ロケは大阪や五島列島などで行われる。演出には田中正、野田雄介、小谷高義、大嶋慧介が名を連ねた。

桑原亮子 コメント

ある飛行士が「パイロットはいい仕事だと思う」とおっしゃった時、即座にさまざまな理由を予想しました。外国へ行けるから? やりがいのある仕事だから? 再就職しやすいから? 予想はどれも外れました。答えは「空を見上げる仕事だから」。パイロットは飛行機に乗る前、空を見上げて天候などをチェックします。必要に迫られて空を見上げているうちにいつのまにか元気が出てくる、だからいい仕事なのだそうです。
このドラマのヒロインも、辛いことがあるたび、空を見上げて前に進みます。その姿を見ているうちにいつのまにか元気が出てくる、そんなドラマになることを願っています。

熊野律時 コメント

コロナ禍やさまざまな災害に見舞われている今、どんな物語を作っていくのかを、脚本の桑原さんと話し合いました。空を飛ぶことを夢見るヒロインはどうですか? 桑原さんの言葉にハッとしました。空を飛ぶには向かい風が必要です。色んな人生の逆風を受けながら、高く飛ぼうとするヒロインのイメージがパッと浮かびました。飛行機を飛ばすには、たくさんの人の力が必要です。作る人、飛ばす人、導く人、それぞれ違う力をもった人たちをつないで、夢を現実のものにしていくヒロインの物語。つらいこと、たいへんなことはあるけれど、空を見上げて夢を抱き続けるヒロインの姿を通して、毎朝明るい気持ちになれるドラマにしたいと思っています。

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