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SixTONES & Snow Man、鮮烈なデビューから一年 大きな成長遂げた2グループに寄せる期待

リアルサウンド

21/1/2(土) 6:00

  12月31日SixTONESが『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に初出場し華麗なパフォーマンスを披露した。鮮やかな照明に彩られたステージからデビュー曲「Imitation Rain」を堂々と披露し話題となった。パフォーマンスに先駆けジェシーは、「とても緊張しているんですけど、テレビの前のみなさんにズドンと見せつけたいと思います」とファンとの合言葉として定着し、曲まで生まれた“ズドン”を交えて挨拶。髙地優吾は「同じステージに立つ予定だったSnow Manの分も!」と一緒に初舞台に立つはずだったSnow Manについて触れ、「メールさせていただいて、エールをいただいたので、しっかり、画面越しとなりますが届けてきたいなと思います」意気込みを語った。

 昨年1月22日に『Imitation Rain / D.D.』で鮮烈なデビューを飾ったSixTONESとSnow Man。昨年の2組の活躍を振り返りながら、改めて彼らの魅力や2021年の活動について考察したい。

SixTONES

 『Imitation Rain / D.D.』の発売日の売り上げ77.3万枚を伝えたニュースに思わず二度見した記憶が今も鮮明に蘇る。ジャニーズのデビュー曲は他のグループを応援しているファンが「お祝い」として購入するケースも多く、好セールスとなることが多いが、それにしてもこの数字は圧倒的だった。デビュー後の1月23日付オリコンデイリーシングルランキングでは累積枚数109.4万枚をマークしミリオンを達成。7月22日に2ndシングル『NAVIGATOR』、11月11日に3rdシングル『NEW ERA』を発売。いずれも異なる世界観を披露し、表現力の高さを見せつけた。

 さらに驚いたのは10月14日に発売されたライブビデオ『TrackONE -IMPACT-』だ。構成やパフォーマンスを含め、デビュー直後のグループとは思えない存在感に圧倒された。ジャニーズのアイドルはダンスをメインに語られることが多いが、彼らの優れた歌唱力にもぜひ注目してほしい。ジェシーやミュージカル『エリザベート』でも活躍した京本大我などメンバーの歌唱力とギラギラとしたパフォーマンスの相乗効果で観る人を魅了する。また4月からは冠ラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)もスタート。同局では12月24・25日に先輩のKis-My-Ft2と共に『第46回 ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』にも参加し、パーソナリティーを務めた。

 さらに『監察医 朝顔』(フジテレビ系)に出演中の森本慎太郎、『一億円のさようなら』(NHKBSプレミアム)の好演が印象的だった松村北斗、『バベル九朔』(日本テレビ系)に菊池風磨と共に出演した髙地優吾などメンバー個人での俳優としての活躍も目立った。田中樹は『NEW ERA』のカップリング曲「So Addicted」では自らリリックを手がけるなど音楽的才能を発揮している。

Snow Man

 SixTONESと同じく1月22日のデビューから怒涛の快進撃を続けてきたSnow Man。 10月7日にはチェアダンスとセクシーな振付が話題を呼んだ2ndシングル『KISSIN’ MY LIPS / Stories』をリリース。デビュー曲「D.D.」のエモーショナルな雰囲気とはまた違った大人っぽい世界観で、パフォーマンスの際には毎回異なったカメラアピールをすることでもファンを喜ばせた。

 華麗なパフォーマンスとのギャップに注目が集まったのは数多くのバラエティ番組での活躍だ。ジャニーズきっての秀才と呼び声の高い阿部亮平は『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ系)で全問正解し賞金300万円を獲得、その後も高学歴のジャニーズJr.を率いて数々のクイズ番組に出演し、グループの知名度アップに大きく貢献した。向井康二は『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)をはじめ目黒蓮と共に『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)にレギュラー出演し笑いを届けている。リーダーの岩本照はフィットネス雑誌『Tarzan』の表紙や年末の『SASUKE』(TBS系)でファーストステージを見事クリアするなど鍛え上げられた肉体を武器にした活躍が目立った。また、グループの冠番組『それSnow Manにやらせてください』(Paravi)ではメンバー全員が全力でどんな企画にも挑む姿が人気だ。番組内では胸キュンボイスやファッションコーディネート披露など意外なメンバーの姿が披露され、番組名の「それスノ」がトレンド入りするなど有料配信コンテンツでありながら大躍進を遂げている。

 また12月4日に全国公開された『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』ではメンバー全員による殺陣「九剣士」、全力ダンスの「組曲」、限界に挑戦した「腹筋太鼓」などこれでもかと詰め込まれた豪華な演目で高評価を得ている。

2021年、SixTONESとSnow Manのスピードはさらに加速

 まずSixTONESは1月6日に1stアルバム『1ST』のリリースを控えており、2月17日には松村の主演映画『ライアー×ライアー』の主題歌となる4thシングル『僕僕じゃないみたいだ』もリリースされる。松村は1月23日から放送の亀梨和也主演のドラマ『レッドアイズ監視捜査官』(日本テレビ系)にも出演する。残念ながら新型コロナの影響で中止となったCDデビュー後初のライブ『on eST』の配信も1月5から7日に控えており、ファンは年明けから嬉しい忙しい日々となりそうだ。

 一方Snow Manは1月20日に疾走感溢れる3rdシングル『Grandeur』のリリースを控えている。残念ながら『紅白』初出場は叶わなかったものの、9人揃って活動再開を心待ちにしたい。これまでもさまざまな困難を乗り越えてきたメンバーだけにきっと一回り大きくなってファンの前に登場してくれるはずだ。

 SixTONESとSnow Manは何かと比較されることも多いが、お互いこれ以上はない好敵手という存在で切磋琢磨する中で成長を遂げているのだろう。2021年も2組の飛躍を楽しみに見守っていきたい。

■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。

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