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『エール』“全員合格”の歌唱回! 古川雄大、山崎育三郎、坪根悠仁らが美声を披露

リアルサウンド

20/6/25(木) 12:00

 互いにレーザービームを飛ばし火花を散らすバトル「スター御手洗 VS プリンス久志」へと発展した『エール』(NHK総合)第63話。第64話では、800通の書類審査を通過した参加者によるコロンブス新人歌手オーディションが開催された。

参考:“プリンス”山崎育三郎と“スター”古川雄大の深い縁 『エール』久志らのモデルとなった人物は?

 久志(山崎育三郎)と御手洗(古川雄大)のほかにも、オーディション参加者は強者揃い。書類審査の時点で、「二枚目」「大型新人」と呼ばれていたのが帝都ラジオの会長を父に持ち、千鶴子(小南満佑子)も留学していたジュリアード音楽院を卒業している寅田熊次郎(坪根悠仁)。演じる坪根悠仁は、2018年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で、フォトジェニック賞、明色美顔ボーイ賞をダブル受賞しており、藤丸(井上希美)も「素敵」とうっとりするほどのイケメン。本作が俳優デビューとは思えない、堂々とした「東京ラプソディ」だ。

 続くは、廿日市(古田新太)から「おもしろの人」と疑われた岡島敦(徳永ゆうき)。演じる徳永ゆうきは映画『家族はつらいよ2』や舞台『メタルマクベス』への出演でも知られる演歌歌手。『エール』の中では「鉄道唱歌」を歌い、駅員として車掌のアナウンスを披露していたが、徳永自身も鉄道マニアで特技がそのまま活かされている。

 ほかにも「73歳です。皆様のおそばに置いてほしいんです」と殿さまキングスのヒット曲「なみだの操」からその歌詞を引用した林喜一(宮路オサム)。津軽三味線で「ソーラン節」を披露した水川ながし(彩青)。

 そして、久志。裕一が、廿日市が宴会で歌っていたという情報を秘書のあかね(加弥乃)から聞き出し選曲したのは木枯(野田洋次郎)作曲の「丘を越えて」だ。裕一が楽譜に書いた細かな指示のほかにも、久志は陰ながら研究と練習を重ねてオーディションに臨んでいた。選曲も功を奏し、廿日市が握る鉛筆がリズミカルに踊りだす。

 御手洗が選んだのは、裕一(窪田正孝)が作曲しコロンブスレコードにとっての大ヒット曲となった「船頭可愛や」。廿日市を含め、審査員の反応は上々に見える。オーディションを前に御手洗は、3年前に父母を亡くしたことを音(二階堂ふみ)へと打ち明けていた。コーチとしてのキャリアを捨てて、新人歌手の道を決めたのは、「もう後悔したくない」という思い。安隆(光石研)の教え「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」から声楽家に挑戦した音と思いは一緒。「船頭可愛や」の歌唱、眼差しがその人一倍の思いを表している。

 自身が選ばられると信じてやまない久志と御手洗を他所に、審査オーディションでは「コロンブスの未来を背負う歌手ですからね。彼以外、考えられんでしょう」という意見が。社長も高笑いで賛同し、ほか審査員も異論なしと進んでいく。そこに「ちょっと待ってください」と立ち上がったのが廿日市だった。

 不服そうな態度を取った廿日市にあかねがその話題を振ると、「当たり前だろう。あんなことやってるからうちは駄目なんだ。結果だしゃいいんだろ」と珍しく正義感に燃えている。廿日市と言えば、曲の善し悪しよりも売れないものには価値がないと決めつける金のことしか頭にない人物。小山田(志村けん)に媚び諂っていたのがいい例だが、今回の廿日市は違う。裕一に「真価が問われるのは歌」と助言していたのも気になるところ。果たして結果は。(渡辺彰浩)

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