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蒼井優、横浜流星、池田エライザ、黒沢清が「エル シネマアワード2020」で受賞

ナタリー

20/12/7(月) 21:00

「エル シネマアワード2020」の受賞者。左から蒼井優、黒沢清、横浜流星、池田エライザ。

「エル シネマアワード2020」の受賞結果が発表。蒼井優、横浜流星、池田エライザ、黒沢清が各賞に輝いた。

ファッションメディア・ELLEが映画ジャーナリストやファッション関係者など約60人を審査員に迎え、独自の視点で選出する「エル シネマアワード」。2020年のエル シネマ大賞にはグレタ・ガーウィグの監督作「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」が選ばれた。

「スパイの妻(劇場版)」でエル ベストアクトレス賞を受賞した蒼井。「自分の中で迷いながら、悩みながら、作品をやっていたので、頑張れという意味だと思って、ありがたく受け取らせていただきます」と受賞を喜び、「経験したことのない時間を、世界中の皆さんが過ごした1年だったと思いますが、たくさんのことを考えるきっかけにもなりました。改めて、こんな状況のなかだからこそ、映画や舞台でしか得られないエネルギーがあるということを知ることができて、今よりもう少し背筋を伸ばして作品作りに挑んでいきたいと思うようになりました」とコメントした。

「きみの瞳(め)が問いかけている」で罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた青年を演じた横浜は、エル メン賞を獲得。同作の撮影を振り返り「作品が良くなるように、観てくださる方々の心を動かせるように、という思いで、全力で役として生きていました。自分の中でとても手応えを感じた作品だったので、少しでも皆さんの心の中に届いているのかと思うと嬉しいですし、僕自身も人として学ぶことが多かったので、これからもずっと心に残るような大切な作品となりました」と思いを語る。

監督デビュー作「夏、至るころ」が現在公開されている池田は、エル・ガール ニューディレクター賞を受賞した。「改めて私ひとりでとった賞ではなく、たくさんの方に支えられて賞をいただけたんだなと感じています」と周囲の支えに感謝し、「初めての監督としての経験は、女優をしていたからといって決して楽なことはなく、たくさんのことを学びながらでもポジティブで思いやりのある、奇跡のような現場で、とても幸せでした。これからも、自分で自分に制限をかけずにいろいろなことを学び続ければ、可能性が広がっていくことを、私を通じて誰かに伝わったらいいなと思っています」と決意を新たにした。

黒沢は、蒼井が主演を務めた「スパイの妻(劇場版)」でエル ベストディレクター賞に選出。「ファッション雑誌の賞をいただくということは予想もしていなかったので、本当にびっくりしました。『スパイの妻』という映画は、これまでになく衣装やメイク、髪型などに相当気を使って作りましたので、そのことが評価されたのかな、と思っております」とコメントする。また「今年は映画を作ることはできませんでしたので、来年こそは、新しい映画をなんとしても作りたい。それが私にとって『スパイの妻』以降の新しい次の一手になるだろうと思います」と述べた。

蒼井優 コメント

賞をあげてもいいかなと思っていただけたのは、とてもありがたいですし、自分の中で迷いながら、悩みながら、作品をやっていたので、頑張れという意味だと思って、ありがたく受け取らせていただきます。経験したことのない時間を、世界中のみなさんが過ごした1年だったと思いますが、たくさんのことを考えるきっかけにもなりました。改めて、こんな状況のなかだからこそ、映画や舞台でしか得られないエネルギーがあるということを知ることができて、今よりもう少し背筋を伸ばして作品づくりに挑んでいきたいと思うようになりました。

横浜流星 コメント

素敵な賞をいただけて、光栄に思っています。いろいろなことがあった一年でしたが、人の優しさに救われた年でもありました。「きみの瞳が問いかけている」では、作品が良くなるように、観てくださる方々の心を動かせるように、という思いで、全力で役として生きていました。
自分の中でとても手応えを感じた作品だったので、少しでも皆さんの心の中に届いているのかと思うと嬉しいですし、僕自身も人として学ぶことが多かったので、これからもずっと心に残るような大切な作品となりました。

池田エライザ コメント

ファッションの誌の中でも特に映画への愛情を今までたくさん企画されてきたELLE(エル)から、本当に栄誉ある賞をいただけて、すごく幸せです。改めて私ひとりでとった賞ではなく、たくさんの方に支えられて賞をいただけたんだなと感じています。初めての監督としての経験は、女優をしていたからといって決して楽なことはなく、たくさんのことを学びながらでもポジティブで思いやりのある、奇跡のような現場で、とても幸せでした。これからも、自分で自分に制限をかけずにいろいろなことを学び続ければ、可能性が広がっていくことを、私を通じて誰かに伝わったらいいなと思っています。

黒沢清 コメント

ファッション雑誌の賞をいただくということは予想もしていなかったので、本当にびっくりしました。「スパイの妻」という映画は、これまでになく衣装やメイク、髪型などに相当気を使って作りましたので、そのことが評価されたのかな、と思っております。ベネチア映画祭の銀獅子賞をいただいたことは、先に進むための第一歩であるというのがハッキリと自分の中で位置付けられています。今年は映画を作ることはできませんでしたので、来年こそは、新しい映画をなんとしても作りたい。それが私にとって「スパイの妻」以降の新しい次の一手になるだろうと思います。今年はコロナ禍でエンターテイメントをみんなで観る、観た人と話し合う、おしゃべりし合うというような場が残念ながらすごく制限されてしまって、それがとてもつらいことでした。そのような場は、遠からず取り戻せるだろうと信じています。

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