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閉館中の展覧会もじっくり鑑賞できる!「ニコニコ美術館」

ぴあ

20/5/1(金) 16:00

ニコ美お知らせ

動画サービス「niconico」の番組で、日本全国の美術館や博物館、ギャラリーから生中継を行う「ニコニコ美術館」。現在は、新型コロナウイルスの影響で休館を余儀なくされている美術館・博物館の展示を積極的に紹介し、全国の美術ファンなどから人気を集めている。

2月26日に文部科学省が国立美術館や博物館に対して休館などの対応を求めたことを受けて、全国の美術館・博物館の多くが臨時休館を決定。こうした事態にニコニコ美術館では、2月28日にネット上での展示を呼びかけた。臨時休館を決定した美術館・博物館を応援するべく、放送にかかる費用は運営会社の(株)ドワンゴが負担。陽の目を見ることのなくなってしまった展覧会の救済措置ともいえるこの提案に、現在までに約60件の問い合わせがあり、3月末までに7箇所の展覧会が配信されている。

<これまでの休館中の美術館・博物館からの生放送>
3月10日 江戸東京博物館『江戸ものづくり列伝』
3月12日 三菱一号館美術館『画家が見たこども展』
3月15日 東洋陶磁美術館『竹工芸名品展』
3月18日 東京国立近代美術館『ピーター・ドイグ展』
3月20日 大宮盆栽美術館『春の花もの盆栽展』
3月29日 京都国立近代美術館『チェコ・デザイン 100年の旅』
3月30日 東洋文庫ミュージアム『大清帝国展』
5月1日  すみだ北斎美術館『大江戸歳事記』 ※18:00より生中継

東京国立近代美術館『ピーター・ドイグ展』からの生中継

ニコニコ美術館自体は、2012年にスタートし、16年以降は不定期に放送されている番組。その最大の特徴は、2〜3時間かけて展示室を巡りながら、美術館・博物館のキュレーターやその分野の専門家たちが生で解説を行ってくれることと、リアルタイムの鑑賞者たちがその動画にコメントを付けられること。熱のこもった徹底解説に気軽な感想コメントが入り混じり、わいわいと談笑しながらアート鑑賞をするような感覚は、ニコニコ美術館ならではの楽しさだ。

(株)ドワンゴ担当者によると「視聴者の方は映像で展示をご覧いただけるほか、展示の背景やこぼれ話など学芸員の方の展示に関する様々なお話も聞けることから、「知らなかったー」「おもしろい!」など感想やリアクションなどもコメントで見られ、楽しんでいただけたと感じております」とのこと。生中継を提供した美術館側も、「再開したら行きたい!」など視聴者のコメントが励みになるという。

配信後も、各展覧会の会期終了までは無料で視聴が可能。アートに触れる機会が激減してしまった今、自宅からニコニコ美術館でオンライン鑑賞はいかがだろうか?

ニコニコ美術館
https://ch.nicovideo.jp/niconicomuseum

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