Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

山田裕貴が悲恋の主人公に、寺山修司による未上演の音楽劇「海王星」演出は眞鍋卓嗣

ナタリー

PARCO PRODUCE2021「音楽劇 海王星」ビジュアル

PARCO PRODUCE2021「音楽劇 海王星」が、12月6日から30日まで東京・PARCO劇場で上演される。

「海王星」は、寺山修司が天井棧敷結成前の1963年に書いた、未上演の音楽劇。戦艦の船底にあるホテルを舞台に、主人公の猛夫、その父・彌平、彌平の婚約者・魔子による悲恋の物語が描かれる。嵐で父・彌平を亡くし、落ち込む猛夫のもとに、彌平と再婚し、義母となるはずだった魔子が現れる。2人は、彌平の思い出を語り合ううちに惹かれ合っていく。しかし、死んだはずの彌平が生還して……。

演出を眞鍋卓嗣が担当。猛夫役に山田裕貴、魔子役に松雪泰子、彌平役にユースケ・サンタマリアがキャスティングされた。そのほかの出演者には清水くるみ、伊原六花、佐藤誓、冨永竜、山岸門人、澤魁士、眼鏡太郎、野々山貴之、内田慈、坪井木の実、白木原しのぶ、小山雲母、片桐美穂、金井美樹、島ゆいか、吉井乃歌、大谷亮介、中尾ミエが名を連ねている。また、音楽をドレスコーズの志磨遼平が担当し、上演はドレスコーズによる生演奏でつづられる。本作は東京公演のあと、大阪・富山・宮城・愛知での上演も予定されている。

眞鍋、山田、松雪、ユースケのコメントは以下の通り。

眞鍋卓嗣 コメント

この戯曲をはじめて読んだ時、天井棧敷創立前の作品ということもあってか、確かに寺山修司だけれども寺山修司じゃないような、そんな感想を持ちました。

本家寺山ワールドの偉大さを感じながらも、天井棧敷への道を辿らなかったかも知れないもうひとつのオルタナティブな道を模索するつもりです。

山田裕貴さんはじめ魅力的なキャストの皆さん、志磨遼平さんの楽曲と共に現在の私たちのエンターテイメントを目指したいと思います。

山田裕貴 コメント

舞台の出演が決まるたび、まだ舞台経験が少ないからでしょうか、独特の緊張感に包まれます。

音楽劇ということで、歌もあり、そして、贅沢な生演奏の音に包まれる中で、その音の力を借りながら世界に没入したいです。

灰上猛夫という男を生きるにはかなり心や魂をすり減らすことになるだろうなと。愛とはなんなのか、人間は生まれながらに愛情というもの追い求めて、生きていますが、愛を追い求める人間たちはどのように削られ、どのような人生を辿るのか、そんな物語をぜひご覧ください。

このようなご時世ではありますが、ぜひ、愛の物語を生で感じていただきたいです。

PARCO劇場でお待ちしています。

松雪泰子 コメント

寺山修司さんが「天井棧敷」結成前に書き下ろされた幻の音楽劇「海王星」、このたび初演になります。

今は、寺山ワールドを体験できる喜びにあふれています。

半世紀以上を経た今、寺山さんが生きた時代とは、異なる時代を生きる我々が生み出す「海王星」がどんな世界に立ち上がるのか。キャストの一人として、今から楽しみでなりません。幻想的な世界観を劇場で体感していただく観客の皆様の五感に、いやそれ以上の感覚に届く作品になりますよう稽古に励みたいと思っております。

この度、演出家の眞鍋さん、そして音楽を担当される志磨遼平(ドレスコーズ)さん、皆様とのコラボレーションも、とても楽しみにしております。

2021年12月、PARCO劇場今年最後の上演になります。劇場にてお待ちしております。

ユースケ・サンタマリア コメント

寺山修司作品に飛び込むのは2度目です。

一度目は映画でした。

今でも強烈に覚えている。

暑い熱い夏の日々でした。

因みに山田裕貴君も出演しています。

そして、今回2度目の寺山作品。

それも舞台上で生身で演じ、歌う、、、

勝手に不思議なご縁を感じて震えます。

今回は飛び込むというより、

浅瀬からゆっくり深く深く潜ってゆく、、、

そんなイメージでいきます。

是非、PARCO劇場でお待ちしていますね。

ブーストを2段階 上げます。

PARCO PRODUCE2021「音楽劇 海王星」

2021年12月6日(月)~30日(木)
東京都 PARCO劇場

2022年に大阪・富山・宮城・愛知での地方公演あり。

作:寺山修司
演出:眞鍋卓嗣
音楽:志磨遼平(ドレスコーズ)
出演:山田裕貴、松雪泰子、清水くるみ、伊原六花 / 佐藤誓、冨永竜、山岸門人、澤魁士、眼鏡太郎、野々山貴之 / 内田慈、坪井木の実、白木原しのぶ / 小山雲母、片桐美穂、金井美樹、島ゆいか、吉井乃歌 / 大谷亮介、中尾ミエ、ユースケ・サンタマリア

アプリで読む