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NiziU、初のロケバラエティで浮かんだそれぞれの個性 森アナウンサー&指原莉乃にドッキリ仕掛けた第1回を見て

リアルサウンド

20/12/10(木) 12:00

 12月6日より4週連続で放送されるNiziU初の冠番組『We NiziU!TV』(日本テレビ系)がついにスタートした。この番組は、12月2日に『Step and a step』でデビューを果たしたNiziUのメンバーが毎回あるミッションに挑むロケバラエティ。記念すべき初回の放送では、彼女たちのファンを公言する日本テレビの森圭介アナウンサーと指原莉乃にNiziUがドッキリをしかけた。

 ソニーミュージックとJYPによる合同オーディションプロジェクト『Nizi Project』(以下、虹プロ)から生まれたガールズグループNiziU。メンバーの9人は地域予選、東京・韓国合宿を経て選ばれた。JYPセンターで半年間のトレーニングを受けるため、彼女たちが韓国へ渡ったのは2019年12月。メンバーが決定した後NiziUは約1年ぶりに日本へ戻り、10月27日に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)で生パフォーマンスを披露したが、その1週間前に『We NiziU!TV』第1回の収録が行われた。そのため、この番組が帰国後初の仕事。さらに最初が人生初のドッキリであり、NiziUが初めてづくしのことに挑戦する貴重な姿を堪能できる。

 今年の「新語・流行語大賞」にも“NiziU”がノミネートされるほど、デビュー前から世間の注目を集めていた彼女たち。芸能界にもファンが多く、その代表的な存在が今回ドッキリを仕掛けられる森と指原だ。森はオーディションの模様が特集された『スッキリ』で地域予選からメンバー決定までを見守ってきただけではなく、自身のSNSでNiziUの魅力を発信してきた。また、指原も7月29日に放送された『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)の「令和アイドルを愛しすぎる女 ~Nizi Project編~」特集にも“虹プロ好き芸能人”として登場。同番組では、自宅のリビングで「Make you happy」の縄跳びダンスを踊る動画も公開した。なんと「NiziUのためだから」と自宅リビングをメディアで初公開するほどのハマりっぷり。

 そんな二人にお礼サプライズドッキリを仕掛けるにあたり「うまくいくかな」と不安そうなリーダー・MAKOに対し、年少組のRIMAは「ウチらだよ?」と自信満々。久しぶりの帰国で、メンバーはどこかテンションが上がっている様子だ。最初のターゲットである森には打ち合わせの途中に会議室へこっそりと侵入し、背後で「Make you happy」を踊るドッキリを仕掛けることに。森はそうとも知らず、番組スタッフにNiziU愛をぶつける。『スッキリ』に恩返しがしたいというNiziUに、「こっちが恩返ししたい」と熱弁する森。それほどまでに自分たちを愛してくれる森と初対面を果たすため、MAKOを先頭にNiziUは静かに会議室の扉を開けた。

 森はAYAKAとMAYUKAが軽く踊り始めるまで全くNIziUの存在に気づかず、ドッキリは大成功。椅子から転げ落ちる森に、9人は各々違ったリアクションを見せる。森の反応を見て、仕掛ける側の自分たちが逆に驚かされる初々しさが新鮮だ。困惑する森にNiziUはさらに、番組のMC就任決定を伝える。ドッキリ前から「彼女たちがやりたいことを全力で叶えてあげたい」と語っていた森に番組でやりたいことを聞かれると、MAKOは「お仕事体験をやってみたい」、MAYAは「クリスマスパーティ」と答えた。番組は全部で4回だが、今回のドッキリで絆を深めたNIziUと森が視聴者に届ける夢が溢れる企画に期待したい。

 続いてドッキリを仕掛けられる指原は“虹プロ”の1年間を振り返る偽番組のインタビューという形で呼び出され、メンバー1人ひとりの魅力や“虹プロ”での注目ポイントをスタッフに力説。韓国合宿のミッションでメンバーが披露した細かな表情や振り付けを挙げ、指原は「元々好きだった韓国のオーディション文化と日本のガールズグループが重なってよりハマりました」と語る。中でも一番好きなメンバーとして名前が挙がったのは、MAYUKA。指原はもしMAYUKAがオーディションに落ちたら、個人事務所を作って入れてあげようと思っていたという。Huluで配信されている完全版では、指原がMAKO、RIMA、AYAKA、NINA、MIIHIの魅力を語る地上波では放送されなかった場面も。休養中のMIIHIは番組の収録に参加できなかったが、指原が「パンの話をする時のMIIHIちゃんがめちゃくちゃ好き」と熱弁すると、MIIHIに代わってリアクションをとるMAKOや優しくうなずくMAYAの姿が印象的だった。

 アイドルの先輩でもある指原から向けられる愛情に、照れながらもドッキリを忘れて聞き入るメンバー。だがついにドッキリミッションが始まり、まずはMAYA、MAYUKA、RIMAの3人が背後から指原の姿をチラ見する。MAYAは進んで先陣を切る“肝っ玉かあさん”ぶりをのぞかせた。それでも指原は気づかず、いよいよメンバー全員でドッキリを仕掛ける。無事にNIziUが指原の背後に着くと、後ろを向くように指原をスタッフが誘導。指原が振り返ると、NiziUは「指原さんありがとうございます!」と元気よく挨拶した。森と同じく、指原は言葉を失う。そんな指原にNIziUから質問タイムが。AYAKAがバラエティでも活躍する指原にリアクションの仕方を聞くと、指原は「みんなが思っていることを素直にやるのが一番いい」とアドバイス。NINAの「ものまねが必要かどうか」という質問に指原が「一個あった方がいいかも」と答えると、MAYAは今の時点で得意とするRIOの“陽キャダンス”のものまねを披露。指原もRIOに韓国でのミッション「ICY」(ITZY)で見せた振り付けの一部をリクエストし、最後は指原も含めた全員で「Make you happy」を踊った。

 初めてのロケバラエティで緊張感もありながら、いつもの前向きでエネルギッシュなパワーで収録を乗り越えたNiziU。第1回では彼女たちを愛する森・指原を通して、改めてグループ全体とメンバー個人の特徴や長所が浮かび上がった。次週は、お笑いコンビのチョコレートプラネットが登場。J.Y. Parkのものまねが話題の松尾駿とNiziUがジェスチャーゲームで対決する。

■苫とり子
フリーライター/1995年、岡山県出身。中学・高校と芸能事務所で演劇・歌のレッスンを受けていた。現在はエンタメ全般のコラムやイベントのレポートやインタビュー記事を執筆している。Twitter:@bonoborico

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