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いま、最高の一本に出会える

左から吉田修一、佐藤浩市、綾野剛、瀬々敬久。

「楽園」綾野剛が佐藤浩市とサプライズ登場、新宿の印象は「なかなか激しい」

19/10/8(火) 20:47

「楽園」の公開記念トークイベントが本日10月8日に東京・紀伊國屋書店新宿本店で開催され、キャストの綾野剛、佐藤浩市、監督の瀬々敬久、原作者の吉田修一がサプライズで登場した。

吉田の短編集「犯罪小説集」をもとにする本作は、5編からなる原作のうち「青田Y字路」「万屋善次郎」を組み合わせて脚色したサスペンスドラマ。殺人容疑をかけられた青年・中村豪士を綾野、自身が暮らす集落で孤立を深めていく田中善次郎を佐藤が演じた。

同書店では映画の公開を記念して「犯罪小説集」限定スペシャルカバーブックを販売しているほか、「楽園」のパネル展が開催される予定だ。本作のポスターが多数貼られた“楽園ジャック”な店内を眺めながら「とてもうれしいです!」とはにかむ綾野。「映画と書店が連動して作品を盛り上げていくのはいいことなので、もっとこういう機会が増えるといいです」と感想を述べる。書店でイベントをするのは初めてだという佐藤は「出版業界も映画業界も大変な時代なので、今後もお互い力を合わせていければ」と期待を込めた。

「楽園」というタイトルにちなみ、ショッピングスポットやグルメスポットの多い新宿の印象についてキャストが尋ねられる場面も。綾野は「『新宿スワン』の撮影をしていたときに、通行人に突然髪をつかまれた思い出があります。なかなか激しい町です(笑)」と苦笑し、佐藤は「歌舞伎町で撮影をするといろいろ大変なんですよ。ここではお話できないエピソードがたくさんあります……」と含みを持たせてほほえんだ。

映画を観て圧倒されたと話す吉田は「人間の感情をすべて奪い取られるような気持ちになりました。制作してくれたスタッフ、キャストに感謝しています」と太鼓判を押す。その言葉を受け「……めちゃくちゃうれしいです」とにっこり笑う綾野。吉田原作の映画に3本出演していることに触れながら「まだまだ吉田ワールドに行きたいです。もっとがんばろう!」と声を上げた。さらに「犯罪小説集」の続編である「逃亡小説集」にも言及し、「逃げたいです!何かから」と綾野が続編への意欲を見せると、瀬々が「一緒に逃げよう!」と呼びかけ、会場の笑いを誘う。

最後に佐藤は「何を持って楽園とするか? 人が目指す楽園とは何か? いろいろなことを考えてもらえる、いい意味で後味の悪さを感じてもらえる作品です」と本作をアピール。綾野は「僕はこの作品に登場する人物は心が貧しいわけではないと思っています。世の中にはもっと抱きしめてあげなきゃいけない人がたくさんいる。そういったことを僕は政治的に伝えることはできないけれど……この映画を通して伝えていきたいです」と力強く口にした。

「楽園」は10月18日より全国でロードショー。

(c)2019「楽園」製作委員会

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