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THE RAMPAGE 与那嶺瑠唯、沖縄が生んだ陽気なポッパーが照らすグループの未来 幼馴染 神谷健太とのエピソードも

リアルサウンド

20/4/21(火) 6:00

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第9回目は、パフォーマーの与那嶺瑠唯について紹介していく。

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 与那嶺瑠唯は、1995年8月16日生まれで沖縄県出身。両親がブルースやディスコミュージックを聴いていた影響で物心ついた頃から音楽が身近にあり、叔父もダンサーだったという与那嶺が、ダンスに興味を持ったのは中学1年生の時。それ以前の小学3年生から中学1年生までは野球少年だったそうだが、「地元沖縄のチャリティイベントにDA PUMPさんが出演し、歌って踊る姿を見たことであこがれを抱いた」(引用:アルキタ)ことがきっかけでダンスに夢中になっていったようだ。沖縄出身の“ハイサイコンビ”として仲の良さに定評のあるパフォーマーの神谷健太とは小学生の頃からの幼馴染で、芸能の仕事を始めた経緯はそれぞれ違うが、EXPG沖縄校やオーディションで切磋琢磨してきたライバルでもある。EXPGに通っていた頃の与那嶺はシャイな性格だったそうで、「一番後ろの端っこの方でレッスンを受けていました」(引用:TVfan)と語っているが、2014年3月には「自分の実力を試したい」と「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に挑戦(引用:琉球新報)。最終審査に残った際には、ファイナリストになった喜びを噛みしめながらも「健太も一緒に受かりたかった」と泣く与那嶺の姿が『週刊EXILE』(TBS系)で放送された。だが、結果的には彼も最終審査で落選し、武者修行の末にTHE RAMPAGEの一員に。2人揃って、EXPG沖縄校出身者の中で初めてLDHに所属したメンバーとなった。

 得意とするダンスは、ポッピン。リーダーの陣も得意とするダンスジャンルで、力を抜いた状態から瞬時に筋肉に力を入れるヒットや、ウェーブという波のような動きをする技が特徴的だ。また、体の各部に鍵をかけた(ロックした)ように、瞬時に体をピタッと止める動きが特徴のロッキンも好きで、自身の配信コンテンツ『Monday Night Fever』、通称“MNF”の第15弾動画では、THE RAMPAGEの『SWAG IT OUT』に合わせてロッキンを踊る姿を披露している。

 現在MNFはEXILE mobile内のコーナー(有料コンテンツ)となっているが、THE RAMPAGEのTikTokアカウントや個人のInstagramでも頻繁にダンス動画を公開中。MNFで踊っているダンスはほぼ即興らしく、そのダンスセンスはTHE RAMPAGEの振付にも反映されている。たとえば、3rdシングルの表題曲「Dirty Disco」は、与那嶺、陣、神谷健太が振付を制作しているが、沖縄はオールドスクールのダンスがすごく盛んなところだそうで、一緒に振付を制作した陣は「2人は昔からそういう環境の中で育ってきたので、グルーヴ感を表現するのが上手」(引用:『OUT of MUSIC vol.52』)と賞賛。2ndアルバム『THE RIOT』のリード曲「Move the World」では、その強みを生かし、後藤拓磨と共に躍動感のあるサビの振付を完成させた。6thシングル『HARD HIT』のカップリング曲「BREAKING THE ICE」も与那嶺の振付で、同曲が森永製菓「ICE BOX×THE RAMPAGE from EXILE TRIBEコラボキャンペーン」ソングに起用された際には、SNS上でダンスコンテストが実施され、数多くの応募者が与那嶺が考えたキャッチーな振付を踊る動画を投稿。優勝者達とTHE RAMPAGEのコラボCMも公開され、話題を呼んだ。翌夏にリリースされ、再びICE BOXのタイアップソングとなった「SUMMER DAYS」(8thシングル『WELCOME 2 PARADISE』カップリング)の振付も担当しており、「BREAKING THE ICE」とリンクするようなダンスとなっている。

 そんな彼のキャラクターは、一言で表すなら“自由人”。沖縄出身者特有のゆったりとした空気感を持ち、本人も「みんなに『タイミングがおかしい』と突っ込まれてます」(引用:JJネット)と語る。地元・沖縄や同郷の仲間への想いが強く、いきなり沖縄弁で話し始めてメンバーやファンを困惑させることも多いが、それもご愛嬌。与那嶺の沖縄弁を神谷が通訳する姿も微笑ましく、8thシングル『WELCOME 2 PARADISE』の際のインタビューでは、「自分にとってのパラダイスは?」という質問に対して、与那嶺が「神谷健太ですね」(引用:『OUT of MUSIC vol.63』)と答える場面もあった。ちなみに、音楽情報番組『ライブを100倍楽しむLIVE YEAH!!!』(SPACE SHOWER TV)に出演した際には、「人のオーラが見える」という特殊能力を持っていることも明らかに……。以前は癒し系という印象が強かったが、年々ミステリアスっぷりに拍車がかかり、さらに近年は、浦川翔平に次ぐ第2のムードメーカーとしても頭角を現し始めている。その特技は、岩谷翔吾曰く“70点くらいのモノマネ”(引用:anan Web)、そして、“三線を弾くこと”と“韓国語”。ダンサーとしての自分を大事にしながらも、今年2月には朗読劇 BOOK ACT『もう一度君と踊りたい』で演技にも挑戦しており、多才なメンバーが揃っているTHE RAMPAGEの中でも、とくに今後の展開や変化が楽しみなメンバーと言えるだろう。沖縄が生んだ陽気なポッパーが、THE RAMPAGEの未来を明るく照らしている。(斉藤碧)

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