
流山児★事務所「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」より。
流山児★事務所「三十人のジュリエット」開幕に松本紀保「一人一人が主役」
19/1/31(木) 17:40
流山児★事務所「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」が、明日2月1日に東京の座・高円寺1で開幕する。
「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」は、1982年に蜷川幸雄の演出で初演された清水邦夫の戯曲。今回は「イマを生きる人々に捧げる愛のスペクタクル」をキャッチコピーに、西沢栄治の演出で新たに戯曲を読み解き再構築する。
上演に向け西沢は「演劇のド真ん中をいくようなこの作品が、スタンダードとして、今この時代に受け入れられるのか、そこが大きな挑戦だと思います。とはいえ、あまり難しく考えることなく、叙情とエンタメを兼ね備えた大作を存分に楽しんでいただきたいです」とアピールし、出演者の松本紀保は「総勢42名一人一人が主役でありヒーローでありヒロインです。熱くタフな男と女たちを座・高円寺で目撃してください」とメッセージを送る。さらに芸術監督の流山児祥は「勿論、流山児★事務所らしく、歌って踊って、熱い血の滾(たぎ)る! でもって、座・高円寺でしか出来ない作品です。ふらりと高円寺においで下さい」と呼びかけている。
舞台は北陸にある深夜の百貨店。かつて熱狂的な人気を持ちながらも解散してしまった少女歌劇団のヒロイン・風吹景子は、今夜も「ロミオとジュリエット」の稽古に勤しんでいた。しかし彼女は、戦争中に遭遇した空襲のショックで記憶をなくしていて……。出演者には松本のほか、伊藤弘子、麻乃佳世らが名を連ねた。なお出演を予定していた佐原由美が体調不良のため降板しており、代役は振付の神在ひろみが務める。上演時間は約2時間で、公演は2月10日まで。
西沢栄治コメント
豪華絢爛なセットの中 華麗なドレスに身を包んだ30人の「少女」たちが舞い踊る光景は必見です。
演劇のド真ん中をいくようなこの作品が、スタンダードとして、今この時代に受け入れられるのか、そこが大きな挑戦だと思います。
とはいえ、あまり難しく考えることなく、叙情とエンタメを兼ね備えた大作を存分に楽しんでいただきたいです。
松本紀保コメント
戯曲と闘う芝居とはまさにこんな作品ではないでしょうか。
総勢42名一人一人が主役でありヒーローでありヒロインです。熱くタフな男と女たちを座・高円寺で目撃してください。お待ちしております!
流山児祥コメント
そのスケール感ゆえに清水邦夫の幻の名作と呼ばれている問題作を遂に上演します。西沢栄治の骨太で繊細な演出、42人の素敵な役者たちの「演劇とニンゲンへの愛」がいっぱい詰まったエンターテインメントです。勿論、流山児★事務所らしく、歌って踊って、熱い血の滾(たぎ)る! でもって、座・高円寺でしか出来ない作品です。ふらりと高円寺においで下さい。
流山児★事務所「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」
2019年2月1日(金)~10日(日)
東京都 座・高円寺1
作:清水邦夫
演出:西沢栄治
芸術監督:流山児祥
出演:松本紀保、伊藤弘子、麻乃佳世、村松恭子、小林麻子、坂井香奈美、神在ひろみ、池下重大、井村タカオ、甲津拓平、龍昇、木暮拓矢、照井健仁 / 星美咲、竹本優希、橋口佳奈、鈴木麻理、高野あっこ、中尾レイ、村田泉、岩崎聡子、太田恭子、大曲えり子、大脇まどか、緒方美浮、加賀凪、加藤素子、上村正子、川本裕子、さかい蜜柑、桜井玲奈、佐藤志穂、高橋明日香、谷口暢子、夏井世以子、華岡陽子、春はるか、堀りん、前原麻希、三橋麻子、宮小町、芳尾孝子
※高橋明日香「高」ははしごだかが正式表記。