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吉坊ノ会 東京

20/1/22(水)

東京の落語の演目には上方落語を移植したものが多数あるが、元の上方落語を聴くと、その違いに驚くことが多い。もともと江戸の地域芸能だった江戸落語が全国区のエンターテインメントとしての性格を強めてきたのに対し、上方落語には今なお地域芸能としての濃厚な味わいが残っている。 東京では上方落語を聴く機会が少ないが、東京に積極的に進出している演者も増えていて、桂吉坊もその一人。米朝一門らしい端正な芸風の中に独特の温かみが感じられる吉坊の高座は、上方落語に不慣れな東京の観客にも親しみやすい。2月1日の独演会では東京にはない上方だけの演目『仏師屋盗人』が聴ける。もう一席の『浮かれの屑より』は東京の『紙屑屋』との違いが興味深い。

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