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宇賀那健一の不条理コメディ短編3作から劇中カット到着、続編「消滅」も発表

ナタリー

20/12/22(火) 8:00

左から小出薫、田辺桃子。

「サラバ静寂」「転がるビー玉」の宇賀那健一が監督を務めた2021年劇場公開予定の短編映画「異物」「適応」「増殖」の場面写真が到着。続編となる「消滅」の情報も発表された。

主人公・カオルと“異物”との出会いから1年後を描く不条理コメディ「消滅」は、「異物」「適応」「増殖」の“あるもの”を受け継いだ物語。「異物」の小出薫がカオル役、「転がるビー玉」の田辺桃子が謎の役で出演する。また場面写真には「異物」「適応」「増殖」のキャストである田中俊介、石田桃香、吉村界人、田中真琴、宮崎秋人、ダンカン、高梨瑞樹の姿が切り取られている。

小出は「何者でもなかった私を役者として良い意味で崖から突き落としてくれた宇賀那監督、スタッフの皆さん、キャストの皆さんに心から感謝します」、田辺は「4章が繋がった先にあるものとは、私が演じた『女の客』とは、是非その身で目撃してください」とコメント。宇賀那は「ついに『異物』の完結編、『消滅』を撮り終わってしまいました。寂しい…。平等に不平等な世界で生きる僕たちへの想いを本作に込めました」とつづった。

なお「異物」はスウェーデン、フランス、イラン、アメリカなど海外の映画祭で入選。ブラジルのCrash-International Fantastic Film Festivalでは最優秀賞に輝いた。「適応」はアメリカのPlanet 9 Film & Art Fest、イギリスのLondon Lift-Off Film Festivalに入選した。

小出薫 コメント

前作の撮影から1年。「異物」が様々な海外の映画祭に入選し、驚きと喜びが溢れる中私はまた“あいつ”と再会しました。何者でもなかった私を役者として良い意味で崖から突き落としてくれた宇賀那監督、スタッフの皆さん、キャストの皆さんに心から感謝します。目まぐるしく変化する世界の中で、この映画を通して国や言語を超える何かが、誰かの心に届きますように。“あいつ”はきっと貴方の隣にもいます。

田辺桃子 コメント

完成されていた「異物」「適応」を拝見して、どんどん惹き込まれていくこの物語に自分が参加できることがとても光栄に思っています。第4章「消滅」では私自身も初めて体感した温かさがカメラに映っていると思います。4章が繋がった先にあるものとは、私が演じた「女の客」とは、是非その身で目撃してください。

宇賀那健一 コメント

ついに「異物」の完結編、「消滅」を撮り終わってしまいました。寂しい…。平等に不平等な世界で生きる僕たちへの想いを本作に込めました。「異物」の後、小出薫さん演じるカオルはどう変わったのか。田辺桃子さんはどんな役で登場するのか…。“あいつ”はどうなったのか…。「消滅」をお楽しみに!!

(c)『増殖』製作委員会

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