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北村匠海×小松菜奈×吉沢亮『さくら』主題歌は東京事変“青のID”

CINRA.NET

20/8/6(木) 8:00

©西加奈子/小学館 ©2020「さくら」製作委員会

映画『さくら』の主題歌を東京事変が担当。メインビジュアル、予告編が公開された。

11月13日から公開されることが決まった同作は、西加奈子の同名小説をもとに、ごく普通の家族・長谷川家と愛犬のさくらが、残酷な運命に翻弄されながらも強く生きていく姿をユーモアを交えて描いた作品。主人公の平凡な次男・薫役を北村匠海、容姿端麗で破天荒な妹・美貴役を小松菜奈、美青年で人気者の長男・一役を吉沢亮が演じるほか、3人の母役の寺島しのぶ、父役の永瀬正敏、カオル役の小林由依(欅坂46)、水谷果穂、山谷花純らが共演している。監督は『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司。

主題歌は東京事変が書き下ろした“青のID”。同曲およびアダム・ジョージによる劇中曲を使用した予告編では、一の死をきっかけに家族がバラバラになっていく様子や、カオルがマイクを持ち、生徒らの前で美貴に好意を伝えるシーンなどが確認できる。メインビジュアルには、薫、美貴、一の姿や家族風景が写し出されている。

東京事変のコメント

 この度は我々の大好きな人が書いた小説の映画化にあたり、
主題歌をご注文くださり、ほんとうにありがとうございます。
小松菜奈氏ら適切な配役をはじめ、終始大胆且つ繊細な傑作。
ハイティーン期間限定のあの、痛くて痒くて堪らないきぶんを
思い出し、久し振りに孤独に咽びながらしかし皆で力を合わせ
ながら、映画へ寄り添うべく精一杯努めました。子供と大人の
間の宙ぶらりんを自覚すればこそ振り絞りたいと焦り、未熟な
汗と涙を撒き散らす。お若いかたがたのそんなご様子を垣間見
るたび一緒に胸震わせてしまうのは、自分もその荒波を必死で
泳いだ者の内の一人だからだと改めて気付かされるのでした。
そして昨今、悪送球見舞われ続ける人類。各々何かと覚束ない
いまだからこそ本作を多くのかたがたと分かち合いたいです。

 どんなときも愛を込めて。東京事変2O2O。

矢崎仁司監督のコメント

 小説を映画にする時、一番大切にするのは読後感です。何度も泣いたし、いっぱい笑った、そして元気をもらったこの家族を描きたいと思った。素晴らしい俳優たちとサクラを演じた犬のチエちゃんとの奇跡的な出逢いで生まれた映画です。試写室ですすり泣く声を聞いたのも初めてですが、何より嬉しかったのは、涙より笑い声が起こったことです。「生」を描くには分母に「死」があり、「哀しみ」を描くには分母に「笑い」が必要です。きっと、この家族との出会いが、今の長いトンネルの先の一筋の光になってくれると信じています。最後に届けられた東京事変の主題歌『青のID』は、今だからこそ、世界に愛を叫ぶ、新しい喜劇の産声のように聞こえました。この家族に会いに来て欲しい。きっと元気になるから。

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