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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト

19/9/25(水)

きしむ風車の音が、荒野に響く。駅舎に男3人が、待っている。厳つい男の顔のアップとなり、セリフの無いシーンが続く。汽車が発車後、ハーモニカの音で男達が振り返ると男が立っている。その瞬間、3人は射殺されてしまう。映画史上屈指のオープニングシーンだ。引きの情景と超クローズアップの多用がセルジオ・レオーネの特徴だ。クエンティン・タランティーノが、影響を受けたのもうなずける。共通点は、物語に関係ないシーンに凝り、過去の映画のオマージュを入れたりする。二人とも足し算の監督なのだ。違いはポップに仕上げるか仰々しく演出するかだ。対局にあるのが、クリント・イーストウッドで、彼は余分なものを省いた引き算の監督だろう。でも、そのルーツがレオーネにあるのは面白い!

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