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「音響ハウス」サザン関口とエンジニア猪俣からコメント到着、「いとしのエリー」を振り返る

ナタリー

20/12/4(金) 7:00

映画「音響ハウス Melody-Go-Round」キービジュアル (c) 2019 株式会社 音響ハウス

11月14日より劇場公開されている映画「音響ハウス Melody-Go-Round」について、サザンオールスターズの関口和之(B, Vo)とレコーディングエンジニア・猪俣彰三によるコメントが到着した。

映画「音響ハウス Melody-Go-Round」は、1974年に東京・銀座に設立されたレコーディングスタジオ、音響ハウスを題材にしたドキュメンタリー映画。同スタジオにゆかりのある人物たちへのインタビューを通し、音響ハウスが長年愛されてきた背景に迫る。

関口はコメントで、1979年3月に発表されたサザンの3rdシングル「いとしのエリー」のリズムトラックを音響ハウスレコーディングしたと言及。「デビュー2年目でまだ知らないことばかりでしたが、スタジオによってこんなに音が違うんだと驚いた記憶があります」「ベースのあのフレイズが降ってきたのもこのスタジオのおかげだったのかも」と述べている。また当時サザンのレコーディングエンジニアを務めていた猪俣は、音響ハウスでの録音について「スタジオの鳴りも素晴らしく、メンバー共々満足のいくサウンドが録れたことを思い出します」と振り返っている。

関口和之(サザンオールスターズ) コメント

先日、映画「音響ハウス Melody-Go-Round」を観てきました。
レコーディングスタジオの45年の歳月をミュージシャンやエンジニアのインタビューで振り返るドキュメンタリー映画。
観終わった後はあのレコード、あのアルバム、もう一度聞き直したくなっちゃったなぁ。
そういえばサザンも昔一度だけレコーディングしたことがありました。
期限が迫っていて、いつも使っていたスタジオが空いてなかったのか、なぜかその日だけ「音響ハウス」だったのです。
デビュー2年目でまだ知らないことばかりでしたが、スタジオによってこんなに音が違うんだと驚いた記憶があります。
録音したのは「いとしのエリー」のリズムトラックだったと思います。
ベースのあのフレイズが降ってきたのもこのスタジオのおかげだったのかも。

猪俣彰三(レコーディングエンジニア) コメント

ONKIO HAUSは今でも大好きなスタジオです。サザンの代表曲「いとしのエリー」のリズムトラックもONKIO 2stで録りました。スタジオの鳴りも素晴らしく、JBLにQuad8と当時のビクタースタジオと同じだったこともあり、メンバー共々満足のいくサウンドが録れたことを思い出します。実はこのエリー、発売から30年くらいたったある日、エンジニアの大巨匠のU沼氏から「あれはいい音だったよ」と言われまして…「もっと早く言ってよぉぉ自分誉められて伸びるタイプなのよぉ!!」って心の中で叫びました。発売直後に言われていたら、自分のエンジニア人生もう少し充実していたかもしれません(笑)

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