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甲斐翔真が語る、『仮面ライダーエグゼイド』からの変化 「より楽しくするためにどうするか」

リアルサウンド

20/8/31(月) 12:00

 映画『#ハンド全力』が全国公開中だ。『アズミ・ハルコは行方不明』や『君が君で君だ』の松居大悟監督最新作となる本作は、加藤清史郎が主演を務める青春映画。廃部寸前の高校ハンドボール部がSNSで蘇るさまを描く。

 今回リアルサウンド映画部では、加藤演じる主人公・清田マサオの親友・タイチを演じた甲斐翔真にインタビュー 。『仮面ライダーエグゼイド』(テレビ朝日系)のデビュー以降、出演作が相次ぐ甲斐に、本作の思い出から、学生時代のことや、デビュー当時から今までの変化まで語ってもらった。

「驚きが毎回ありました」 

ーー『#ハンド全力』公開の反響はいかがですか?

甲斐翔真(以下、甲斐):お祝いのメッセージや、「観に行きます!」という言葉をたくさんいただきました。映画が公開される日ってやっぱり嬉しいんですよね。撮影当時のことを思い出しますし、みんなで練りに練って作ったものがこうやってお客様に届くのはいつでも感慨深いです。

ーー『#ハンド全力』は、SNSが映画の大きなモチーフになっています。

甲斐:出来上がった作品を観たとき、改めてSNSって怖いなと実感しました。最近は起こる事件や災害に必ずSNSがついてくる時代になっていますね。そしてSNS上でまたその出来事についてのいろいろな発言があって。SNSを通して時に物事がどんどん変な方向に行ってしまうというのは、すごく感じます。でもこの作品では、SNSがきっかけになって高校生たちが「頑張る」ってなんだろうということを考えていく。SNSにとらわれず、自分に向き合うことを教えてくれる青春映画だと思います。

ーーSNSの怖さだけではなくて、SNS以上に大切なことが分かる映画だと。

甲斐:今はライブの開催が難しい状況にあると思うんですが、だからこそ「体感すること」の重要さを改めて痛感しました。この映画も、「体感すること」をすごく大事にしている。汗や涙、感じた悔しさを、仲間と共有するというのは、人間が生きる上で最も重要なことなんじゃないかと思います。そして、きっとそれはSNSでは味わえないものなんですよね。

ーー加藤清史郎さん、醍醐虎汰朗さんら同世代との共演はいかがでしたか?

甲斐:たくさん刺激を受けましたね。個性的な方が多かったので、「このセリフで、そう言う!?」みたいな驚きが毎回ありましたし、現場でいろんな演技の引き出しを見ました。だから楽しかったですね。僕も頑張らないと、と思いました。ひとつ後悔があるとすれば、ハンドボールをちゃんとやりたかったです(笑)。僕も、(鈴木)福くんや(加藤)清史郎くんに混ざって、一緒に練習したんですが、僕は転校先でエースとして頑張っているという設定で、なかなかハンドボールのシーンがなくて。

ーー甲斐さんご自身もサッカーをずっとやられてきたということで、やっぱりスポーツのシーンには憧れがありますか?

甲斐:そうですね。12年間もやってきたサッカーを使わない術はないでしょと思っています(笑)。ただ、なぜかサッカーってあまり映像化されないんですよね。野球とかバスケとか水泳はあるのに、サッカーはないんですよ! たしかにコートも広くて、人数も多いから描きづらいとは思うんですが、何か機会があればぜひサッカーのシーンはやりたいですね。

「『楽しい』っていうのはずっと変わらない」

ーー甲斐さんは高校生時代、どんな学生でしたか?

甲斐:高校生のときは本当にサッカーに明け暮れていました。普段もそんなに目立つ方でもないというか。自分のテリトリーの中で生きているシャイな人間だったので、怖いと思われがちだったかもしれないです(笑)。「“近寄ってくんなオーラ”出てるよね」って言われていました(笑)。そんなことないんですけど、勝手に思われちゃうんですよ。クラスの真ん中で目立つ存在というよりは、冷静にその横にいるようなタイプでしたね。

ーー『仮面ライダーエグゼイド』(テレビ朝日系)でのデビューから、近年では『シグナル100』『君が世界のはじまり』や今回の『#ハンド全力』、さらには舞台など様々なジャンルで活躍されています。甲斐さんご自身でデビュー当時を振り返ってみていかがですか?

甲斐:『仮面ライダーエグゼイド』のときは、本当にまだデビューしたてで、初心者マーク
をつけているような状態でした。今年、すごく大きかったのは、人生初の舞台出演でした。ミュージカルという新しい表現方法に挑戦して、そこで本当にいろんなことを経験して、揉まれて、自分の不甲斐なさにも気づかされました。だけどすごく楽しい。この仕事が「楽しい」っていうのはずっと変わらないですね。より楽しくするためにどうしていこうか考えています。

ーー今後挑戦してみたい役はありますか?

甲斐:今まで上品で爽やかなキャラクターを演じることが多かったので、もっとどうしようもない悪役や汚れ役を演じてみたいですね。でも、まだまだ人生経験が足りないかもしれません。

ーー甲斐さんの中で、モデルや目標としている存在はいますか?

甲斐:芝居も踊りもトークもできるような人、そんな存在になれたら嬉しいです。「固定観念を持たない」というのを目標に、これからやっていきたいです。

■公開情報
『#ハンド全力』
全国順次公開中
出演:加藤清史郎、醍醐虎汰朗、蒔田彩珠、芋生悠、佐藤緋美、坂東龍汰、鈴木福、篠原篤
、植野行雄(デニス)、おたこぷー(プー&ムー)、おさむ(プー&ムー)、岩本晟夢、磯
邊蓮登、渕上ひかる、甲斐翔真、田中美久(HKT48)、宮崎大輔(「崎」は「たつさき」が正式表記)、仲野太賀、志田未来、安達
祐実、ふせえり、田口トモロヲ
監督:松居大悟
脚本:松居大悟、佐藤大
主題歌:小山田壮平「OH MY GOD」(Sparkling Records)
制作協力:セカンドサイト、グラスホッパー
制作プロダクション:ザフール
配給:イオンエンターテイメント、ラビットハウス、エレファントハウス
特別協賛:渡作株式会社(インパル)
協賛:モルテン、東洋ライス
協力:熊本県ハンドボール協会、山鹿市ハンドボール協会、熊本国際スポーツ大会推進事務

特別協力:公益財団法人日本ハンドボール協会
2020/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/108分
(c)2020「#ハンド全力」製作委員会
公式サイト:http://handzenryoku.com/

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【応募方法】
リアルサウンド映画部の公式Twitterフォロー&該当ツイートをRTまたは公式Instagramをフォローいただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンド映画部の公式TwitterアカウントよりDMをお送りさせていただきます。

※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※複数のお申し込みが発覚した場合、ご応募は無効とさせていただく場合がございます。
※営利目的の転売は固くお断りいたします。発見した場合は然るべき対応をとらせていただきます。

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