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緊急事態宣言下で生きる表現者たち、安楽涼の新作短編「灯せ」1日限定上映

ナタリー

「灯せ」ポスタービジュアル

「1人のダンス」「追い風」の安楽涼が監督を務めた新作「灯せ」が、8月14日に東京の池袋シネマ・ロサで限定上映される。

本作は緊急事態宣言下にあった2021年の梅雨を舞台に3人の男女を軸にした24分の短編。コロナ禍で容赦なく居場所を奪われた映画監督、舞台役者、ラッパーと異なる立場で生きる人々の姿を描く。「追い風」のサトウヒロキとDEG、「コントラ KONTORA」の円井わんがメインキャストとして出演。片山享、谷仲恵輔、藤田義雄、長野こうへい、辻凪子もキャストに名を連ねた。

新作映画の撮影がクランクイン直前で止まった安楽は「コロナ禍で『しょうがない』と思いたくない事に何度出くわしたかわかりません。沢山の友人が悔しさを受け止めていく姿を見ました。自分が監督する映画も緊急事態宣言で止めるしかなくなりました」と述懐。「街に出れば光を消せだなんてもう限界だ。映画館の暗闇で見てこそ完成する映画を作りました。池袋シネマ・ロサで1日限定でまずは上映します。タイトルは『灯せ』」と語っている。

「灯せ」は1日の限定上映。500円均一の特別料金での上映となる。「追い風」でもタッグを組んだラッパーのDEGと藤田義雄が主題歌「No Picture」を書き下ろした。YouTubeで公開中の予告では、渋谷スクランブル交差点の灯りが消え暗くなった街並みや、円井演じる舞台役者、サトウ演じる映画監督の姿が切り取られていく。

なお安楽が片山と共同監督を務めた「まっぱだか」は、8月21日より兵庫・元町映画館ほか京阪神地域で先行ロードショー。

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