《『三つの金の鍵 魔法のプラハ』原画》 1994年 (c)Peter Sis, 1994
チェコスロヴァキア(現・チェコ共和国)出身で、アメリカを代表する絵本作家ピーター・シス(1949~)の日本では初となる展覧会が、9月23日(木・祝)より練馬区立美術館にて開催される。
シスの創作活動の軌跡は、故郷チェコでその才能が開花した映像制作にはじまり、アメリカへ移住後、雑誌や新聞、書籍へのイラストレーションの提供、そして絵本の創作へと途切れることなく続く。その芸術活動への意欲は、幼い頃から抱き続けた自由に描くことや表現することへの喜びと情熱に裏打ちされていた。 1987年から30作以上の絵本を生み出し、『三つの金の鍵 魔法のプラハ』、『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』など、日本でも多くの作品が翻訳されている。
同展では、代表作の絵本原画やシスの創作活動の原点であるアニメーション作品を中心に、オブジェや構想メモ、スケッチ、日記など様々な作品や資料を含んだ約 150 点を通して、シスの芸術を俯瞰。シスと同郷のミロス・フォアマンが監督をつとめた映画『アマデウス』のポスターをはじめ、シスが手掛けたチェコと関係の深い作品も紹介する。
【開催概要】
『ピーター・シスの闇と夢』
会場:練馬区立美術館
会期:2021年9月23日(木・祝)~11月14日(日)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日
料金:一般1,000円、高校・大学生および65~74歳800円
公式サイト:https://www.neribun.or.jp/museum/