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トム・ホランド「一緒にピクサー作品に出演することが夢だった」 クリス・プラットとの再会に笑顔

リアルサウンド

20/2/19(水) 19:08

 ディズニー/ピクサー最新作『2分の1の魔法』のワールドプレミアが、日本時間2月19日に米ロサンゼルスのハリウッドにて行われ、キャストのトム・ホランドやクリス・プラットらが集結した。

参考:ディズニー/ピクサー『2分の1の魔法』ポスター&日本版予告公開 魔法で蘇った父は“足だけ”だった

 第92回アカデミー賞授賞式が行われた会場と同じエル・キャピタンシアターで行われたワールドプレミアには、世界中から集まった各国のメディアが駆け付けた。会場は、本作の舞台となる“魔法が消えかけた”世界をイメージした装飾が施され、イアンとバーリーがお父さんを乗せて旅をすることになるペガサスが描かれたバーリーの愛車“グヴィネヴィア”も登場。さらに、本作の世界観をイメージした巨大ブルーカーペットの周りには、10代~20代が中心の女性ファンが集まった。

 そして、イアン役のホランドとバーリー役のプラットがブルーカーペットに登場すると、会場は大歓声と拍手が沸き起こり、会場のボルテージは一気に最高潮に。アベンジャーズの一員として共演歴がある2人は、まるで本当の“兄弟”のように仲良く笑顔で再会を果たし、アベンジャーズを超える兄弟の絆について熱く語った。

 ホランドは、内気で自分に自信がないが、実は隠れた魔法の才能を持つ少年イアン、プラットは、陽気で好奇心旺盛な魔法オタクだが、実はいつもイアンを優しく見守る兄バーリーを演じているが、プラットは大親友であるホランドと一緒にアフレコをしたそうで、「普通は一緒に声の収録をすることはないみたいだけど、何かが起きることを期待してトムと一緒に声の収録をさせてもらった。トムと一緒だからこそ、兄弟の絆が生まれるかどうか試してみたかったんだ。僕としては確かに魔法が起きたと思うし、作品からも僕たちの絆を感じてもらえると思う。これほど最高なことはないよ」と熱く語り、仲良しの2人だからこそより深い絆で結ばれている兄弟役を演じられたことを明かした。

 ホランドは本作に出演したことで“夢”が叶ったそうで、「クリスと話していたんだけど、どの役者にも目標がある。僕にとって夢の一つが、スーパーヒーロー(アベンジャーズ)を演じることと、クリスと一緒にピクサー作品に出演することだったんだ。今日こうしてここに来られたのは本当に素晴らしく幸運なことだと思っているよ」と笑顔を見せた。2人は集まったファンに向けて写真を撮ったり、サインをしたりと、丁寧にファンサービスを行い、そのたびに大きな歓声が上がり、大盛況のワールドプレミアとなった。

 メガホンを取ったスキャンロン監督が、1歳の頃に父親を亡くした実体験をもとに制作された本作。スキャロン監督の“もしもお父さんに一度だけでも会えたら…”という願いから、主人公イアンと兄バーリーが父親を魔法で復活させる旅に出るストーリーが描かれている。スキャロン監督は本作に込めたメッセージについて、「この物語は僕が1歳の時に亡くなった父親と僕たち兄弟の関係からインスピレーションを受けて描かれているんだ。大切な人を失くした経験は誰にでもあるはずだし、その人と一日だけ一緒に過ごすことができたら…それは素晴らしい出来事になると思う。イアンは内気でシャイで自分に自信がない少年だけど、彼はお父さんに会うために勇気を出して自分を信じることが必要になるんだ。イアンと兄バーリーとの旅を通じて成長していく姿は誰もが共感できると思うよ」と明かした。(リアルサウンド編集部)

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