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日向坂46 齊藤京子は、“ぶりっ子”と“サバサバ”を兼ね備えた個性派メンバー? キャラクター性を分析

リアルサウンド

20/9/3(木) 6:00

 9月5日で23歳の誕生日を迎える日向坂46の齊藤京子。日向坂46のフロントメンバーとしてグループを支え、ここ一年では『日向坂で会いましょう』(以下『ひなあい』テレビ東京)でもさらに活躍。ぶりっ子キャラの他、メンバーによってデレデレ/サバサバに態度を変えるという仏&阿修羅対応キャラでスタジオを盛り上げていた。今回はそんな齊藤に注目したい。

 日向坂の歌姫として知られる一期生・齊藤京子。キュートなルックスと、低音ボイスでサバサバした性格、そしてラーメン好きというギャップで、加入当初から人気が高く、齊藤を入口にグループを好きになったファンも多い。18歳でアイドルになって5年弱経つが、現在はグループ以外での活動も目立っており、雑誌『ar』のモデル、舞台『サザエさん』、MBSラジオ『アッパレやってまーす!』にレギュラー出演するなど、個人での活動も充実している。

 歌手になることを夢見てきた齊藤は、アイドルになる前からボーカルやダンスレッスンの日々を送っていただけに、歌とダンスの表現力はグループでもダントツ。日向坂46に改名してからシングル曲では常にフロントメンバーとして加藤史帆とシンメトリーとなり、グループを支えてきた。この安定感ある2人がいたからこそ、二期生のセンター・小坂菜緒をはじめとしたあまりステージ経験のないメンバーたちをフロントとして起用できたともいえるだろう。そしてそれは結果としてグループを大きく成長させた。

日向坂46 『青春の馬』Short Ver.

 一方バラエティでは、ぶりっ子キャラとしても認知が広がってきている。2019年末に放送された『ひなあい』の「こんなに言っちゃっていいの?#ひなたのカミングアウト」では、東村芽依に対し「すぅきぃ」と言ってデレデレする一方で、渡邉美穂などにはドスの効いた声で威嚇するなどまるで阿修羅のような対応を見せてスタジオを沸かした(ちなみに、渡邉には「(ぶりっ子を意図的に)やっている」と判定されるも、『Platinum FLASH Vol.13』で齊藤は「ぶりっ子は天然なので、笑いが起きるのは想定外です!」とコメントしている)。しかし、そんな彼女は実は後輩からイジられるキャラクターでもあり、『ドレミソラシド』の特典映像「はじめて全部凍らせて食べてみた」では、後輩たちに実験台のように凍った物を食べさせられていたこともある。

 『セルフ Documentary of 日向坂46』で、齊藤は「スタッフさんからいい意味で一匹狼と言われている」とし、自身の欠点を「少し自分だけ日向坂の色に染まれていない気がする」と明かしていた。確かに彼女のようなぶりっ子とサバサバが備わったキャラクターは稀だと思う。しかし、そんな齊藤の存在は、グループの個性を引き出す上で非常に重要になっているように思う。またそれでいて、後輩に“イジっていい”雰囲気を作っていることも彼女の人柄の魅力だ。

 『Platinum FLASH vol.19』では、“日向坂を知ってもらうためにはイメージが定着することが大事”としセンター小坂を支えていこうとする思いも語っていた齊藤。また、今年1月に放送された『セルフ Documentary of 日向坂46』(TBSチャンネル1)では、加藤が「一期生の中でも一番京子がグループの未来について考えていた」と話す場面もあった。現在、日向坂46が様々な夢を実現できているのは、齊藤がグループを支えていたことが大きく影響しているかもしれない。グループの先頭に立って必死に戦ってきた齋藤だからこそ、今ライブでセンターを務める「NO WAR in the future」が心に響く。

 日向坂の最大の課題について、齊藤はメンバー個々が強くなることと言及していた(『セルフ Documentary of 日向坂46』)。今や丹生明里を始め、齊藤のように個人で番組に出演するメンバーが増え、個々でも強みが増している日向坂46。23歳になる齊藤はどんな未来図を描き、日向坂46ときょんこいず(齊藤のファンの総称)を高みへ導くのか。大人の魅力も出てきた齊藤は、センターや女優業などさらなる飛躍も期待したいところだ。

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