Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

吉田鋼太郎の登場に、中島裕翔の“親離れ”も 『SUITS/スーツ2』早くも波乱の予感

リアルサウンド

20/4/21(火) 6:00

 “ナンバー2じゃ納得しない男”上杉(吉田鋼太郎)がファームに帰ってきたことで、幸村(鈴木保奈美)は甲斐(織田裕二)に、上杉が目をつける前に大輔(中島裕翔)を解雇するよう命じる。しかし甲斐はそれに応じず、逆に怪しまれないために大輔を残すようにと提案する。4月20日に放送された『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)第2話は、上杉の登場によってはやくもファーム内の人間関係に動きが現れはじめるエピソードとなった。

参考:【写真】スーツ姿の吉田鋼太郎がファームに帰還

 甲斐はかつて上杉が獲得してきたクライアントである東京国際記念病院と看護師組合の労使交渉をまとめる案件を受け持つことに。相手側を率いるのは弁護士ではなく看護師長の安田(黒木瞳)。組合側の要求は賃金の15%アップで、病院側がそれに応じない場合は数日後に控えた官房長官のバイパス手術の日にストを決行するというのだ。組合側の要求を飲まずに戦う姿勢を示す甲斐だったが、上杉は勝手に10%の賃金アップで和解を進めようとする。さらに上杉は「甲斐を救うため」と大輔に協力を持ちかけるのである。

 なんとしても上杉に重要な案件を振ろうとしない幸村に対し、大輔や蟹江(小手伸也)、他のアソシエイト弁護士たちを器用に手中に収めようとする上杉。序盤で「してはいけないことをしてしまった」と自分の過去を振り返るものの、まだ上杉の“裏の顔”が何なのか、そして彼が過去に何をしでかしたのかはまだ明るみにはなっていない。そうした中で甲斐は大輔を利用した上杉にこう言い放つ。「やはり何も変わっていない。鈴木先生を騙した」「もしこれ以上口を挟むなら、娘さんを家に閉じ込めといたほうがいい」。この言葉が意味するものは何なのか。甲斐と上杉、幸村の因縁こそが、このSeason2の最大のカギとなることは間違いないだろう。

 それと同時に、Season1でも物語の軸にあった大輔の過去がまた違った形で重要な意味を持つことになりそうだ。聖澤(新木優子)と交際することになった大輔は、自分の本当の経
歴について彼女に打ち明けたいと思うようになるが、甲斐に「自分に酔ってるのか?」と言われてしまう。さらに甲斐は「いちいち保護者の顔色を窺う必要なんてない」と告げる。Season1で弁護士のふりをするために“大貴”から改名した大輔。すでに前回・今回と、甲斐と協力しながらも自分で動くだけの力を得た大輔の“親離れ”は着々と進んでいるのかもしれない。いずれにしても次回の放送までの間に、Season1で“過去”をおさらいしておく必要がありそうだ(どうせなら休止中にはSeason1の再放送をしてもらいたかった)。

 ところで、第1話に続いて今回も豪華なゲストの登場がひときわ目を引いた。その1人で、クライアントである病院の院長として登場した佐戸井けん太といえば、『踊る大捜査線』で織田が演じた青島の上司・魚住係長役を演じた名バイプレイヤーだ。それを意識したオマージュなのだろうか、今回のエピソードの序盤で幸村が甲斐に語りかける「親の喧嘩を子供たちに見せるつもりはない」というセリフは、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で真矢みき演じる管理官がいかりや長介演じる所轄刑事に言い放った「子供は親の心配しなくていいの」というセリフとどこか重なっていた。 (文=久保田和馬)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む