ウッドストック・フェスティバルから50周年、モータウンが60周年、アポロの月面着陸から50年、ビートルズの『アビイ・ロード』とローリング・ストーンズの『レット・イット・ブリード』も発売50周年……本当に今年は“周年”つきで語られるものの多い年だが、はっぴいえんど、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)という日本のロックの歴史に輝ける足跡を残したバンドのリーダーとして、またプロデューサー、作曲家としても数々のユニークな作品を世に送り出してきた細野晴臣もデビュー50周年を迎えた。 そこで企画されたのが、星野源と小山田圭吾が選曲したベスト盤2枚が発売されたのをはじめ、11月4日までは六本木ヒルズ展望台のギャラリーで展覧会『細野観光1969 – 2019』が開催中で、11月1日にはドキュメンタリー映画『NO SMOKING』も公開される。そして、とどめは東京国際フォーラム ホールAで11月30日には“50周年記念特別公演”、12月1日には“イエローマジックショー3”が開催される。〈細野さんに会いにいく〉というキャッチコピーがいかにもらしくて素敵だ。