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藤井風、『関ジャム』恒例企画で大注目 人気プロデューサー陣も嫉妬する才人の登場

リアルサウンド

21/1/18(月) 13:00

 1月17日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)にて、恒例企画「売れっ子プロデューサーが選ぶ2020・年間ベスト10」が発表された。過去には、ブレイク前のあいみょん、Official髭男dism、King Gnu、miletらの楽曲がランクインしてきた本企画。先週のオンエアに引き続き、今回は後編として、蔦谷好位置、いしわたり淳治、川谷絵音が2020年にリリースされた楽曲の中からセレクトした年間ベスト10の内、4位〜1位までのランキングを公開した。結果は下記の通り。

<川谷絵音が選ぶ2020年ベスト10>
1位 藤井風「罪の香り」
2位 ずっと真夜中でいいのに。「暗く黒く」
3位 yama「春を告げる」
4位 さとうもか「melt bitter」

<いしわたり淳治が選ぶ2020年ベスト10>
1位 YOASOBI「ハルジオン」
2位 藤井風「何なんw」
3位 MIZ「パレード」
4位 りりあ。「浮気されたけどまだ好きって曲。」

<蔦谷好位置が選ぶ2020年ベスト10>
1位 ROTH BART BARON「極彩 | I G L (S)」
2位 Tempalay「大東京万博」
3位 (sic)boy, KM「Heaven’s Drive feat.vividboooy」
4位 TENDRE「HOPE」

 注目は藤井風について、蔦谷が前週放送分の5位に「優しさ」、いしわたりが2位に「何なんw」、川谷が1位に「罪の香り」を選曲していること。3人が同一アーティストから選曲するのは企画が始まってから初めてだという。川谷は「罪の香り」について、「近年で一番衝撃を受けました。声良し曲良し歌詞良し、非の打ち所がない才人。サビのメロディ。これは思いつかない。〈おっと 罪の香り 抜き足差し足忍び足〉、“何だこの歌詞”みたいな……歌詞が難しくないのに思いつかないという一番出来ないことをやっている」とコメント。さらにおしゃれなサビに、川谷にも思いつかないコードが使われていることを実演し、「こんな、全部持ってる人いました?」と嫉妬し、「断トツの1位でしたね。来年も藤井くんが1位になるんじゃないかと思ってますけどね」と予想する。「最近出た曲もめっちゃ良かったんですよ。底が見えなくて怖いんですよね」という一言に、いしわたりも「『青春病』でしょ?」と共感していた。

 いしわたりは1位にYOASOBIの「ハルジオン」を選出。川谷もYOASOBIの「群青」を6位に選曲している。いしわたりは「メロディやアレンジ、声の美しさはもちろん素晴らしいのですが、作詞家的に彼らに一番衝撃を受けたのは歌詞が小説とリンクしている点です。ひとつの小説にオートクチュールで歌を作るというこのスタイルは、これまでの多くの人に似合う既製品の服を作るような楽曲制作とは、全く別のベクトルの新しい“発明”だと思いました」とコメント。ストーリーや状況説明を小説に担わせる、音と言葉のマッチングだけで楽曲が作られているYOASOBIの作詞法に「この発明はズルい」といしわたりは評価した。

 蔦谷は2020年の世界情勢から生まれた“命の応援歌”として、1位にROTH BART BARONの「極彩 | I G L (S)」を選んだ。この曲に蔦谷は「2020年の幕開けはコロナウイルスにより、たくさんの命や価値が奪われ、私たちの日常を大きく変えてしまいました。そんな中、この曲は全ての祝われなかった命へのレクイエムであり、何があろうと圧倒的に生を肯定する応援歌に感じました。悲しみや不条理という現実と向き合いながら、全ての命に心の底から祝福を送っている三船雅也。これこそ音楽に出来る可能性であり、音楽家のあるべき姿だと思います」とコメント。さらに、シンプルなコード進行に入る、F#の音色に、ドラムのタムの音が、命を称賛しているようだと説明し、「音楽家はこうあるべきだと思うし、もっとたくさんの人に聴いてもらいたい」と熱く述べた。

 1月24日の放送には、すとぷり、さなり、山岸竜之介、TAKERU、よよかといった「令和世代の注目アーティスト」が登場。すとぷりを始めとする注目アーティストが、また別視点から紹介されることとなる。

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