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『オーシャンズ8』はカルティエなしには成功しなかった? アン・ハサウェイらが証言

リアルサウンド

18/7/20(金) 12:20

 8月10日全国ロードショーされる『オーシャンズ8』より、アン・ハサウェイらがカルティエの全面協力について語ったコメントが公開された。

参考:ゲイリー・ロス監督らが登壇予定 『オーシャンズ8』ジャパンプレミア特別試写会に15組30名様をご招待

 スティーヴン・ソダーバーグ監督の『オーシャンズ』シリーズを、『ハンガー・ゲーム』シリーズのゲイリー・ロス監督のメガホンによって、女性キャストで新たに描いた本作では、サンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンが、ドリームチーム“オーシャンズ8”を結成し、前代未聞の計画に挑む。

 オーシャンズ8が狙う今回のターゲットは、ニューヨークで開催される世界最大のファッションの祭典メットガラで、ハリウッド女優が身につける1億5000万ドルの宝石。そしてこの宝石“トゥーサン・ネックレス”は、世界的なジュエリーメーカー、カルティエによって製作されている。

 この宝石を身に付けるハリウッドの大女優ダフネ・クルーガーを演じたハサウェイは、「その宝石は本当に見事でした。正直言って、私はメットガラのシーンで、自分がメトロポリタン美術館の階段を昇っていくとき、ネックレスが輝く瞬間の映像を観たとき、あのネックレスを身に付けることがとても特別で大きなことだと理解したのです。まさに映画のマジックですね!」とその瞬間のことを興奮気味に話す。

 ロス監督たちは、この映画にとって重要な意味を持つこのネックレスを完璧なものにするため、パリに本拠地を置くカルティエに直接アプローチをした。カルティエのイメージ/スタイル/ヘリテージディレクターのピエール・レネロは「カラットの点、そして歴史的なニュアンスがあるという点で重要な意味を持つネックレスにしなければなりませんでした。そして私たちが思いついたのが、当社の歴史で最も重要なダイヤモンド・ネックレスの一つ、トゥーサンだったのです」と当時のことを語った。

 トゥーサン・ネックレスのオリジナルは1931年に遡る。インドのナワナガー地方を統治する王のためにデザインされたネックレスで、「色つきダイヤモンドの世界一すばらしいカスケード」と称された。その実物は現存してはいないが、カルティエはデザインのスケッチと写真をアーカイブに保存。ネックレス製作の参考として使用され、1933年から1970年までクリエイティブ・ディレクターを務めたジェーン・トゥーサンにちなんで“トゥーサン”と名付けられた。カルティエは映画で使用するトゥーサンの製作のために、パリの同社工房の一流スタッフを動員。通常特別な受注には最低8ヶ月かかるところを、8週間という驚異的なスケジュールで制作したという。

 カルティエの協力はこれに留まらず、主要ブティックの一つ、ニューヨークのマンハッタンにあるカルティエ・マンションをロケ地として貸し出した。このためにカルティエは12月のホリデーシーズンのかき入れ時にも関わらず、 同店を2日間もクローズ。本作の美術監督アレックス・ディジェランドは「カルティエは私たちに王国へのカギをくれました。あのカルティエ・マンションでのシーンに登場する宝石はすべて本物です。映画用の小道具はひとつもないのです」と語っている。(リアルサウンド編集部)

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