Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

若葉竜也、『おちょやん』でさらなる高みへ 朝ドラ“初恋の相手”役の系譜に連なるか

リアルサウンド

21/1/15(金) 6:00

 現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』。本日放送の第30話で、若葉竜也演じる鶴亀撮影所の助監督・小暮真治が本格登場を果たす。これまで数多くの作品に出演してきた若葉にとって、意外にも本作が初の朝ドラ出演となる。果たして、若葉はどんな演技を見せてくれるのだろうか。

 そんな若葉のこれまでの出演作を、ライターの久保田和馬氏は次のように振り返る。

「大衆演劇の世界で育って、十代の頃からコンスタントに活躍されていますよね。ただ、去年は映画では5作も出演しており、さらにそのペースは上がっているように感じます。きっかけとしては、やはり今泉力哉監督作の『愛がなんだ』が大きいと思います。ドラマファンにとっては、『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)や『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(日本テレビ系)など、学園ドラマでの活躍が印象深いのではないでしょうか。ひょうひょうとしたキャラクターからダークな人物まで、いろいろできるバイプレイヤー的な素質がある方だと思います」

 また、久保田氏は、本作での若葉の起用について以下のように語る。

「助監督という役柄ですが、若葉さん自身も自主でこれまで映画を撮っていて、2018年の『蝉時雨』ではインディペンデント系の国際映画祭で最優秀作品賞も受賞しています。その意味では、これまでの経験も活かせる役なんじゃないでしょうか。作品のカラーに合わせられる方なので、初の朝ドラでもしっかりと印象を残すと思います」

 若葉演じる真治は、鶴亀撮影所の助監督として走り回りながら、いつか監督をしたいと願っている青年。撮影所の大部屋女優となったものの、右も左もわからない千代(杉咲花)を助け、千代の初恋の相手にもなりそうな予感だ。朝ドラヒロインの初恋の相手役には、これまでも『あまちゃん』の小池徹平や、『スカーレット』の溝端淳平など豪華なキャストが起用されてきた。

「朝ドラにおいては、主人公役はもちろんですが、主人公の友人や主人公の初恋相手役などを演じた役者も、朝ドラをきっかけにブレイクすることがこれまでも多くありました。とくに初恋相手というのは、一番話題になりやすいポジションでもありますから、若葉さんも本作を機にさらに知名度を拡大するのではないでしょうか。今泉監督作品以外の恋愛作品にはほとんど出演していないので、『おちょやん』でどんな演技を見せてくれるか楽しみですね。これまでバイプレイヤーとしての役割が多かったですが、今年は、今回の『おちょやん』出演に加えて、主演映画『街の上で』の公開も控えているので、さらなる飛躍が期待できます」

 これまでにも数多くの作品に出演してきた若葉。その活躍は2021年もとどまるところを知らなそうだ。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おちょやん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥、中村鴈治郎、名倉潤、板尾創路、 星田英利、いしのようこ、宮田圭子、西川忠志、東野絢香、若葉竜也、西村和彦、映美くらら、渋谷天外、若村麻由美ほか
語り:桂吉弥
脚本:八津弘幸
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
音楽:サキタハヂメ
演出:椰川善郎、盆子原誠ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/ochoyan/

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む