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こまつ座「雪やこんこん」スタート、鵜山仁「宇宙がほんの少し微笑むかも」

ナタリー

こまつ座 第140回公演「雪やこんこん」より。(撮影:宮川舞子)

こまつ座「雪やこんこん」が、昨日12月17日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで幕を開けた。

これは、井上ひさしによる「昭和庶民伝三部作」の第3作「雪やこんこん」を、鵜山仁の演出で立ち上げるもの。劇中では、崩壊寸前の大衆演劇の一座・中村梅子一座の楽屋裏が描かれ、座長・梅子役を熊谷真実、温泉旅館が併設された芝居小屋・湯の花劇場の女将・佐藤和子役を真飛聖が務める。このほかの出演者には、大滝寛、藤井隆、小椋毅、前島亜美、村上佳、安久津みなみ、まいど豊が名を連ねた。

開幕に際し、鵜山は「『中村梅子一座』という架空の劇団のスタッフ・キャストの一人ひとりが、芝居を作るというささやかな営みを通して客席のお客様と心を通わせ、そのことが、人がよりよく生きることにつながり、おかげでこの宇宙が、ほんの少し微笑むかもしれない。そんな妄想をいだきつつ稽古を重ねてきました。うまくいったような気がしています」と思いを述べる。

熊谷は「今回ほど嬉しい初日はありません。コロナでできなくなり今回迎えられた事心から嬉しく思います。今こそ演劇の力を! そんな気持ちで初日を迎えられた事感謝いたします」、藤井は「終わって幕が降りた時に、梅子座長である熊谷さんが『わーーーー!』って笑顔で手をパチパチ叩いてみんなを励ましてくださいました。熊谷さんの近くにいれば大抵のことは『楽しいこと』にしてくださるので、とても心強いです。2月の最後の公演まで無事にできるよう注意して頑張ります」とそれぞれコメントした。

上演時間は約2時間35分で、途中15分の休憩が挟まれる。公演は26日まで。なお、23日18:30開演回、24日13:00開演回、25日13:00開演回、18:30開演回では、“クリスマスプレゼントDAYS”と題し、来場者に出演者のサイン入りカードなどが抽選でプレゼントされる。

こまつ座 第140回公演「雪やこんこん」

2021年12月17日(金)~26日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

作:井上ひさし
演出:鵜山仁
出演:熊谷真実 / 大滝寛、藤井隆 / 小椋毅、前島亜美、村上佳、安久津みなみ、まいど豊 / 真飛聖

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