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池松壮亮が“盟友”松居大悟の誕生日にサプライズ登壇、河合優実も祝福

ナタリー

第34回東京国際映画祭の「ちょっと思い出しただけ」舞台挨拶にて、左から池松壮亮、松居大悟、河合優実。(c)2021 TIFF

池松壮亮と伊藤沙莉のダブル主演作「ちょっと思い出しただけ」のワールドプレミアが本日11月2日、第34回東京国際映画祭が開催中の東京・角川シネマ有楽町で行われた。

第34回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されている本作。別れた男女が二度と戻れない愛しい日々をさかのぼり、もう一度別れ直すさまを描く。けがでダンサーの道をあきらめ舞台の照明係として働く照生に池松、タクシードライバーの葉に伊藤が扮した。

上映前に行われた舞台挨拶には、照生に思いを寄せる泉美役の河合優実と、監督の松居大悟が登壇。松居組に初参加した河合は、現場での印象について「予想していた通りすごく柔らかくて優しい方で。皆さんがとても楽しそうな撮影現場だったので、監督自身が映画作りを楽しんでいる人なんだろうなとすごく感じました」と述懐する。一方の松居は、本作での河合の存在について「台本で想像していた演技とはまったく違う雰囲気をしていて、それがだんだん生き生きとしていくという意味ですごく追い抜かれていったし、足首をつかみながら泉美役を演じられていた気がします。面白かったです」と振り返った。

また松居からは、主演の池松と伊藤のキャスティングに関する話も。「池松くんとは10年くらいの付き合いで。(主題歌と音楽を担当した)クリープハイプの尾崎(世界観)くん、池松くん、僕は、20代の頃に何か新しいものを作ろうとよく一緒にやっていて。ちょっと息切れして離ればなれになっていたんですけど、今回勝負がしたくて池松くんにお願いしました」「『なんか太陽みたいな人がいたらいいな』と思って伊藤さんにお願いしました」と起用理由が明かされた。

そして本日36歳の誕生日を迎えた松居を祝うため、池松がサプライズでケーキを運びながら登場。池松は「お誕生日おめでとうございます! この映画のお誕生日のようなものなので、それを共有してくださる皆さまありがとうございます。東京国際映画祭で上映できて、とてもうれしく思います。何より愛する松居大悟監督、おめでとうごいざます」と愛あるメッセージを伝える。河合からも花束を贈られた松居は「胸がいっぱいですね。今日生んでくれてありがたいという親への感謝もありますし、東京国際映画祭が11月2日に上映してくれたからとか、混乱しています(笑)」と感謝を口にした。

「ちょっと思い出しただけ」は2022年早春に公開。

(c)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会

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