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『マイ・フーリッシュ・ハート』にピーター・バラカン、片寄明人、澤部渡ら著名人が絶賛コメント

リアルサウンド

19/11/2(土) 15:00

 11月8日に公開となる『マイ・フーリッシュ・ハート』に、著名人が絶賛コメントを寄せた。

参考:ピーター・バラカンが解説、“ブルーノート・レコード”が唯一無二のレーベルとなった理由

 本作は、ジャズ界のレジェンドから悲しきジャンキーへと堕ちたチェット・ベイカーの知られざる最期の数日間を映画化したもの。1950年代のジャズ・シーンに彗星のごとく現れ、唯一無二の魅惑を湛えたトランペットの清冽な音色と中性的な歌声によって、マイルス・デイヴィスを凌ぐほどの人気を獲得したチェット・ベイカー。彼が58歳の時にオランダのアムステルダムのホテルから転落死した際の真相は、未だ謎のベールに覆われている。

 本作は、チェットに関するリサーチに3年の歳月を費やしたというロルフ・ヴァン・アイク監督が、チェットの“最期の数日間”に焦点を絞った野心作。アイルランドの伝説的ロックバンドThe Walls、The Stunningのボーカルとしても活躍する俳優・ミュージシャンのスティーヴ・ウォールがチェット役で主演を務めた。

 本作にコメントを寄せたのは、ミュージシャンなど9名の著名人。いち早く作品を鑑賞しての感想を綴っている。

■コメント一覧
●Hiro川島(トランペット/ヴォーカリスト)
世界中のチェット·ファンから“生涯最高の演奏”と賞賛されたあの「東京公演」を終えたチェットがヨーロッパに帰国し、その後アムステルダムで謎の死を遂げるまでのブラック·ボックスが今、ひとつのストーリーとして我々の前に明かされる。

●五野洋(55 RECORDS)
チェットの愛したアムステルダムの街を、ジャズクラブを、そしてその生きざまをリアルに体験出来るミステリアスな87分。
チェットが乗り移ったかの様なルード・ブレールスのトランペットが胸に突き刺さる。

●ゴンザレス三上(ゴンチチ)
人生の砂嵐に削られた、似たような二枚の磨りガラス。それを重ねて、その向こうに見える景色はどんなものか。フィクションではありながら現実よりもさらに身近で濃密な物語。散りばめられた人生の悲哀に肉薄する名セリフにチェットの甘美なトランペットが響く。「愛という名の悪魔もいる」。

●チチ松村(ゴンチチ)
まるでミステリー映画のごとく謎が深まるばかり。後はチェット・ベイカーのCDを聴いて浄化するしかないか!

●井上司(fox capture plan)
作中に渦巻く悲しみや孤独感にあまりにも寄り添って響くチェットの音楽。
どこまでも繊細で痛々しすぎるチェット。
あの日もしかしたら、って思ってしまうけど、実際はわからない。
わからない謎のままだからこそ際立つ映画のリアルさ。
“チェット・ベイカー”空白の最期の数日間を題材にしたもう一つのストーリー。
溜め息が出るほど、ただただ必見。

●ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
多くの人が魅力を感じるアーティストは心に傷がある複雑な人が少なくない。時代も状況も違いますが、この切ない映画で見るチェット・ベイカーの姿からエイミー・ワインハウスを連想せずにはいられませんでした。

●高田漣(音楽家)
音楽に葬られた男、チェット・ベイカーの最後。
あの哀しい調べは生き様そのものだったんだとあらためて。
深く悲しい映画です。

●片寄明人(GREAT3、音楽プロデューサー)
身勝手な性愛、暴力、そして麻薬……露わになった醜い男心が、時空を超えて重なり合う。チェット・ベイカー後期の美しく哀しい旋律をモチーフにした、なんとも忘れがたいフィルム・ノワールだ。

●澤部渡(スカート/ミュージシャン)
『ブルーに生まれついて』が嘘つきのジャンキーらしいシュガーコーティングされた映画だとしたら、本作はもう少し朦朧と、混沌としている。闇というよりも霧の向こうに灯りがにじむような映画でした。灯りのように感じたものは彼が遺した演奏だったのか、彼自身の死だったのか。

(リアルサウンド編集部)

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