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織田信長の多面性を“2人の信長”に、システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」

ナタリー

20/2/14(金) 11:23

第10回 システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」より。(写真提供:松竹株式会社)

システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」が昨日2月13日に徳島・大塚国際美術館 システィーナ・ホールで初日を迎えた。

システィーナ歌舞伎は、“和と洋のコラボレーション”をコンセプトに、新作歌舞伎を西洋の名画に囲まれた空間で上演するシリーズとして2009年に始動。今作で10回目を数える。このたび開幕した「NOBUNAGA」では、織田家安泰のため、元服して織田信長を名乗ることになった双子の吉法師と美女丸を中心にストーリーが展開。天下統一を目前にした2人の信長の前に、ポルトガル国王の土産を携えたイエズス会のルイス・フロイス、そして謎の美女が現れて……。

システィーナ歌舞伎の1作目「切支丹寺異聞 伽羅紗」から作・演出を手がけている水口一夫は、信長にまつわる資料の膨大さに驚いたとし、「思い切って江戸時代の初期に信長の家来太田牛一の書き記した『信長公記』とポルトガルのイエズス会の司祭ルイス・フロイスが当時の日本を描いた『フロイス日本史』の2冊に資料を絞り、脚本にかかりました」と語る。本作では、「信長の多面性を『2人の信長』として、双子の設定にいたしました。そこにヨーロッパの『吸血鬼伝説』も取り入れて物語をまとめました。いかがなりますか、今回、初めて自分も楽しみながら書き上げました」とコメントした。

出演は、片岡愛之助、中村壱太郎、舞羽美海、上村吉弥、今井翼ら。上演時間は休憩を含む2時間40分で、公演は2月16日まで。

第10回 システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」

2020年2月13日(木)~16日(日)
徳島県 大塚国際美術館 システィーナ・ホール

作・演出:水口一夫
振付:藤間勘十郎、奥山賀津子、佐藤浩希
出演:片岡愛之助、中村壱太郎、舞羽美海、上村吉弥、今井翼 ほか

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