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新生・PARCO劇場に『ラヴ・レターズ』スペシャル版が登場

ぴあ

左から松重豊、大竹しのぶ

渋谷PARCOの建替えのための休館を経て、先日1月24日に『志の輔らくご ~PARCO劇場こけら落とし~』でお目見えした新生・PARCO劇場に、同劇場のレパートリー作品が『ラヴ・レターズ ~こけら落としスペシャル~』として登場。ひと組の男女の往復書簡でつづる朗読劇を、豪華キャストで上演する。

1990年以来、2019年までの29年間、495回の上演を重ねてきた『ラヴ・レターズ』。2020年は初演から30周年となり、公演回数が500回となる。記念ずくめの今回、顔を揃えたのは実に華やかな面々だ。

まず初日の2月12日(水)は、飄々とした存在感で作品に安定感を与える松重豊と、節目節目で『ラヴ・レターズ』に出演してきた常連・大竹しのぶ。2月16日(日)は、ミュージカル界における永遠の貴公子・井上芳雄と、歌手・声優・俳優として絶大な人気を誇る坂本真綾。2月21日(金)では、ベテラン舞台俳優であり、近年は映像作品にも引っ張りだこの市村正親と、大女優として変わらぬ輝きをみせる草笛光子。2月23日(日・祝)は、映画『万引き家族』など俳優としての活躍も目覚ましいリリー・フランキーと、若手女優としての成長著しい橋本愛。そしていよいよ500回目のステージとなる2月25日(火)は、数々の大型ミュージカルから近年ではストレートプレイでも成長ぶりを見せる加藤和樹と、元宝塚娘役トップスターの愛加あゆが出演する。

26年間、『ラヴ・レターズ』の翻訳・演出家として作品を支えてきた青井陽治から演出のバトンを受け継いだのは、蜷川幸雄のもとで研鑽を重ねてきた演出家・藤田俊太郎だ。「まっさらな劇場に、響き渡る一通一通のラヴレターを想像するだけで興奮した気持ちを押さえられません」とコメントしている。

舞台にはテーブルと二脚の椅子。並んで座った男優と女優が、手にした台本を読み上げるだけなのに、ふたりの心情や移り変わる情景が鮮やかに胸に迫る。各公演19:00開演。

文:小川志津子

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