フッド:ザ・ビギニング
19/10/14(月)
お馴染みの史劇の題材も、こうアレンジすれば現代感覚にリブートできる。その具体例を教えてくれる作品。感心した。
まず序盤の戦闘シーンに驚かされる。弓矢しか使ってないにもかかわらず、近代兵器を使用した戦争アクションにおける市街戦・銃撃戦のようなド迫力なのだ。
アクションだけではない。
スタイリッシュな映像、目まぐるしく動くカメラ、現代的なファッション、考証よりもファンタジー空間を新たに創出しようという美術。
こうした仕掛けの数々が効を奏し、ロビン・フッドの時代についての歴史的背景を知らずとも「今のエンタテインメント」として楽しめる。
日本の映画・テレビ関係者はぜひ観てほしい。時代劇の突破口、ここにある。
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