2017年にプロジェクトが始動し瞬く間に人気コンテンツとなり、2018年は旬コンテンツと言われ話題をさらった、男性声優ラップ企画「ヒプノシスマイク」（略称、ヒプマイ）がまさかの舞台化。 声優がキャラクターを演じながらラップバトルを繰り広げるというCDやライブ主体のコンテンツだったが、今回舞台化にあたり“音楽原作キャラクターラッププロジェクト”と改定されたり、舞台版ではディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”を繰り広げるオリジナルキャラが登場することが発表されるなど、声優ラップバトルじゃなかったの？と荒れに荒れている本作。 私も原作コンテンツは好きなので、さすがに原作キャラでの舞台化は思い切り過ぎだろう、と感じているが、メインのキャスティングは良いのだ。 イケブクロ・ディビジョンBuster Bros!!!の山田一郎は高野洸、ヨコハマ・ディビジョンMad Trigger Crewの碧棺左馬刻は阿部顕嵐、舞台オリジナルのアカバネ・ディビジョンリーダー堂庵和聖は岸本勇太。歌、ダンスともにクオリティの高い実力者が揃っており、正直このメンツなら期待しかない。 さらに、演出は一流ブレイクダンサーで近年、舞台演出も手掛ける植木豪。脚本はMANKAI STAGE『A3!』などの亀田真二郎が担当する。グッズには「ヒプマイホーン」なる笛（？）もあって、観客が一緒にステージを盛り上げられるというのも面白くなりそうだ。 今作はイケブクロ、ヨコハマがメインで、来年2020年春にシブヤ・シンジュクを中心とした第2弾公演も決定している。