Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

『裸の島』 (C)近代映画協会

ラピュタ阿佐ヶ谷で特集「戦後独立プロ映画のあゆみ」第2弾がスタート

ぴあ

19/7/30(火) 0:00

戦後に大手映画会社を退社した映画人たちが設立したプロダクションの歩みを追う特集上映「戦後独立プロ映画のあゆみ-力強く PARTII」が9月28日(土)まで東京のラピュタ阿佐ヶ谷で開催される。昨夏に開催され人気を博した企画の第2弾で、戦後の日本映画を語る上で欠かすことのできない作品が揃う。

かつて、日本映画は大手映画会社の作品が圧倒的多数を占め、監督をはじめとするスタッフだけでなく、俳優も映画会社の専属で活動することが多かった。そんな折、映画製作の手法や、そこで描かれる表現の自由を求める映画人が会社と衝突。彼らは大手映画会社を退社し、仲間と共に“独立プロダクション”を立ち上げて、予算的には苦しくとも自分たちのつくりたい映画をつくるべく活動をはじめた。

そこで生まれたのは当時の世相や、まだ社会に色濃く残っていた戦後の問題、労働や平和をめぐる考え、娯楽映画では描かれることのない斬新な表現を含んだ作品たち。中には粗削りなものもあったが、いくつかの作品は戦後の日本映画史を語る上で決して欠かすことのできないものとして現在もどこかしらで上映が続けられ、語り継がれている。

今回の特集では、そんな独立プロ作品を連日上映。仲間と共に近代映画協会を立ち上げた新藤兼人監督の『原爆の子』『裸の島』や、阿部公房の小説を映画化した名作『砂の女』、東宝を去り独立プロを設立した五所平之助監督の『わかれ雲』、カンパで製作資金を調達し、戦後を代表する怪事件のひとつを映画化した山本薩夫監督の『松川事件』など重厚な作品が集結。

潤沢な環境でなくとも自らの手で映画を撮り、観客に届け、問いかけたいと生み出された作品たち。作り手の“熱”がしっかりと伝わってくる特集だ。

「戦後独立プロ映画のあゆみ-力強く PARTII」
9月28日(土)まで
ラピュタ阿佐ヶ谷で開催中

『原爆の子』
『山びこ学校』
『雲ながるる果てに』
『箱根風雲録』
『にごりえ』
『真空地帯』
『太陽のない街』
『わかれ雲』
『狼』
『母なれば女なれば』
『人間の壁』
『明日はどっちだ』
『芸者秀駒』
『武器なき斗い』
『姉妹』
『ともしび』
『松川事件』
『裸の島』
『砂の女』
『生きていてよかった』
『飼育』
『女優』
『未来につながる子ら』
『五匹の紳士』
『橋のない川』
『橋のない川 第二部』
『流血の記録 砂川』
『母』
『あかね雲』
『アンデスの花嫁』
『沖縄列島』
『とべない沈黙』

アプリで読む