成田輝の個展『Reproduction』が本日12月4日から東京・乃木坂のCALM & PUNK GALLERYで開催されている。

大量生産の末にゴミと化したフィギュアやその一部をスケールアップした彫刻作品を発表してきた青森出身の作家・成田輝。日本で開催する約1年半ぶりの個展となる今回は、これまでと同じくアニメーションや玩具を想起させるモチーフを扱いながらも、新たな不気味さをまとった作品を展示するとのこと。最長150cmから手のひらサイズまでの新作、立体作品が並ぶほか、ドローイングを発表。

成田輝のコメント

フラットなイメージから側面と背面を想像するとき、輪郭をきっかけに見えない部分を創造するが、空間を押し広げて存在させようとしたならば、水枕のような形態が思い浮かんだ。時間、空間と視覚をもとに、イメージを再生産するためには、彫刻を二次元化する必要があり、モチーフにアニメを選んだ。